セーラームーン

セーラームーン と一言で言っても、

たくさんの想いが溢れてきます。

大好きで大好きで、

月に変わってお仕置きよ、の

決め台詞を覚えたことや、

ショッピングモールの大画面に映し出された

セーラームーン を買い物をしている母親を待ちながらみていたこと、

いとこがセーラームーン パジャマを着ていたのが

心底羨ましかったこと、

とても思い出します。

当時は、

セーラームーン を全部見ることも、

セーラームーン パジャマを着ることも、

叶いませんでしたが、

大人になればそれができます。

今、セーラームーン Rを東映オンデマンドで購入して、みています。

普通に泣いてるし、

なんなら、ディズニー見たときの感動と遜色ありません。

日本のディズニーはセーラームーン です。

愛とは、が常にテーマです。

こんなにも愛に溢れている作品が、

ディズニーのように盛り上がらない

理由がわかりません。

不倫を取り上げるより、

セーラームーン を取り上げてください。

不貞を語るより、

愛を語りましょう。

それがたとえ、偶像だとしても、

リアルな過去のプライベートな過ちを他人がとやかく言うよりは、

よっぽど生産的です。

お互いを守るために生きている、

まもちゃんとうさぎの姿を語りましょう。

友情があついものだと感じられる、

セーラー戦士たちの姿を語りましょう。

敵は自己中で突然で理不尽です。

愛の尊さが分からない奴らが

決まってやってきます。

それは人の姿をしていることもあるし、

そうではない時もあります。

どんな形をして現れるかわからないのです。

味方の振りして、実は敵だったとか、

呪いの言葉をわかりやすく鏡に向かって言ったらとか、

わかりやすい犯罪をおかしてるとか、

そう言う前触れもなしに、

セーラームーン の敵は、

平和な幸せな瞬間を壊しにやってきます。

それが、恋人との時間だったり、

家族との時間だったり、

日常を脅かします。

そして、そのたびに泣き虫なうさぎは、

戦うのです。

強くあれと、言われるのです。

恋人の胸で抱かれるだけではいられないのです。

守られているだけではいられないのです。

フィクションの世界だけならよいけど、

実際も女の人たちは戦っていると思います。

前触れもなくやってくる敵と。

そして、強くあれと願われるのです。

優しさは強さの裏返しです。

だからせめて、女の人の見る世界は、

セーラームーン の物語のように、

優しいパステル色であるといいなと

思います。

いつも戦う彼女たちを優しく包む

世界があるといいなと願います。

コロナも怖いし、

噂も怖いし、

未来も怖い。

愛は必ずしもハッピーエンドの後に用意されているのではないと思います。

いまある大切な愛もあると思います。

愛を勝ち取るために努力すればいいだけではないと思います。

盾となって痛みに耐えながら守る愛もあると思います。

幼い頃憧れた私のプリンセスは、

仲間の盾になる、恋人のために命を捧げる、

健気な女の子でした。

どうにかして、大人として、

うさぎちゃんが泣かないで、

いられる方法を考えたいと欲が出てしまうのは、

おばさんのお節介なのでしょうか。

ハリーポッターの主人公たちが、

大人に絵本を読んでもらって、

あたたかいベッドで平和にねむれますように

と願う記事を読んだ時に、

それじゃあ面白くないじゃないかと思ってしまいましたが、

それと一緒のことを思ってしまいました。

フィクションだから、楽しめるんですよね。

ハリーポッターや、セーラームーン をみて、

ワクワクした気持ちになって、

これからも世界が盛り上がっていけばいいなと思います。

ジブリパークもできるし、

ハリーポッターの世界を再現するテーマパークも考えられてるし、

セーラームーン の世界とは言わないから、せめてうさぎちゃんのお部屋をどこかに再現して欲しいです。

自分の部屋で再現したいです。

新しい夢ができました。

自分の好きなことは夢を生んでくれますね。

小さい頃の好きなものをまた大事にできる日がきて、本当によかったです。

おわりです。