研究室見学のやり方



概要

  • そもそも、なぜ研究室見学するのか?

    • 過去問と解答がほしいため。

    • 院生視点での研究室生活を知りたいため。

    • 外部院試の難しさがここに…

      • 情報が足りていないので、自分で手に入れる必要がある。しかし、どのように手に入れられるのかがわからない。

  • 研究室見学でするべきことリスト

    • 見学といっても、何も分からずただ説明を受けているだけではもったいない。

    • コアタイムの有無を聞く。

    • 毎週の報告会の様子

    • 研究室の雰囲気。学生と先生の距離は近いor遠い?学生同士は?

    • 研究テーマに関して、「どのようなテーマがあり、実験設備はどのようになっているのか?」を聞いて、いろいろ教えてもらうとよいでしょう。

  • 失礼のないように気を付けることリスト

    • 当然だが先生や先輩に対する気遣い。研究室見学で緊張しているので、この加減が難しくなる。しかし、このnoteで学べば大丈夫

    • 差し入れは基本不要だが、持っていきたいなら、お菓子が良い。お菓子だと恩着せがましさもない上に、研究で脳が疲れたときにみんな食べたがるので、需要が高い。


そもそも、何故研究室見学をするべきなのか?


  1. 研究室生活の情報を得るため

これがすごい大事です。

研究室は、ある意味独裁国家、その研究室にはその研究室特有の文化があります。

そして、中にはブラックで精神的にきつい研究室もあります。

とは言っても、一回見学にいくだけでは何もわかりません。

  1. 院試の情報をあつめるため

内部生がどの時期からどのくらい勉強しているのかがわかります。

あわよくば、過去問の解答が手に入ります。

しかし、特に東大・京大では、過去問の解答はかなり運ゲーですので、あまり期待はしない方が良いかもしれません。

あくまで私の体感ですが、東大・京大では学部生が自力でできてしまうので、先輩に解答を残してほしいという需要が少ないです。

そして、過去問の解答を作るというのは、思いのほか労力がかかります。
実際、自分は情報理工の共通数学の解答を作製するのに、300hはかかりました。

3周目にもかかわらずです…

式変形も多いし、難しくて論理も複雑なので、書くべきことも多いので、このくらい時間がかかってしまうんですよね。

だから、内部の学部生は、院試終わってこっから卒論頑張ろうとなっている状況で、わざわざ院試の過去問の解答をまとめないのです。

一方、他の旧帝大、北大・東北大・阪大・名大・九大では、内部生でも、しっかり勉強してきている人が、東大・京大に比べて少ないです。

ですので、院試の解答にとても需要があり、先輩がまとめてくれてますし、同級生で協力しあって模試を作製したりします。

高い需要があるので、協力体制があるので、院試の解答がまとまっています。

だから、研究室訪問をしたときに、「過去問の解答ってありますか?」と聞いたときに、ポンって渡してくれる可能性が高いです。

また、独自の手法ですが、生きたい研究室のHPにあるM1,M2の先輩にメールをして、zoomさせていただくのもよかったです。

研究室の様子もしれますし、学生の生の声は貴重でした。

失礼のないように気を付けることリスト

忙しい時期は避ける。

特に、卒論と修論がある1~3月です。

5月かもっと早い時期に訪問のお願いをするのが良いと思います。

基本は、志望研究室の教授にメールして聞いてみましょう。

例文====================

東京大学 ●●研究室
教授 ●●先生

突然のご連絡失礼致します。
私は、●●所属の学部○年生 ●●と申すものでございます。

貴研究室のHPや研究内容に非常に感銘を受け、私も●●の研究をしたいと強く感じました。

お忙しい中恐縮ですが、一度お話を伺わせてはいただけませんでしょうか。
●●月の間でご都合のつく日はございますでしょうか。
私は授業の関係から、12/2,7以外の毎週火・木・金の午後であれば都合がつきますので、ご考慮いただけると幸いです。

お忙しい中恐縮ですが、ご検討頂ければ幸いです。
何卒よろしくお願い致します。

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