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絵の塗り方についてのひとり会議

けして大層な事を書く気はないし、 プロのようなものが描けてるわけでもないんですが…
という大前提で、自分が思っている事とやってきているような事を置いてみます。

まず、
過去、自分が聞いてきた或いは見てきた言われてきた『〇〇は変』『〇〇してはいけない』という事に対して。

聞いたことがある言葉達

そんな事が囁かれていた事があった気がします。
どこで聞いたのか見たのか忘れましたが、友人が自分で描いたものを、これはよくないなぁとか言っていたりもしましたね。

しかし、私が思うにですね

ぶっ飛ばせー

完成すればそれでええやろ

これにつきます。

なんでこんな事が言われてたのかよくわかりません。
こういう理由があるからこういう描き方をしたほうが良い。ちゃんと意味があって、自分に合っているならいいと思います。でも違うのに無理やり合わせるのは違うなぁと、私は思います。

色塗りは大きく2種類に分類

で、ど素人なりにやってきた私から見るに、塗りは2種に分かれます(たぶん)

塗りの違い

私が厚塗りが下手なもので、
ちょっとお見苦しいですが雰囲気だけ汲み取っていただきたいです。

私が知りうる限りでのお話ですが、
アニメ塗りと厚塗りでは、塗り始めからすでに違います。

アニメ塗り=ベース色→影色
厚塗り=濃い色→ハイライト

根本から違うものなので、自分に合った塗りを見つける事のが良いです。

以下、サンプル絵の流れを置いていきます。
何かご参考になればと思います。

【ソフト:CLIP STUDIO】

ラフ画


奥側を描きなおし


下絵

アニメ塗り

肌を塗る

背景色はだいたいいつもこれです。
プロの方の描き方だと青をベースにされてるものなどもありましたが、肌色がいい感じになるのでこれくらいの色を私は好んで使用しています。
この背景色で目が錯覚し、おなじ肌色でも色合いが変化するので、好みのものを探すのが良いと思います。

塗る時のツールは基本的に、
線画を【参照レイヤー】にしておいてから【バケツ🪣】塗りです。バケツで塗ると、全体に色が落ちてうまく塗れない事も多いので【線で囲って塗る】ツールも入れています。
埒が明かない時はですね、
線画の内側を綺麗になぞって塗った後に🪣でドバっといきます。

塗れてればいいですね。

髪を塗る

肌と髪が終われば勝ったも同然です。


服やその他を塗る


目を塗る

全部のベースカラーが落とせました。
ここまででラフ画から含めて最低でも9レイヤー使用しています。
この絵で最終20レイヤーほどは使っていますので、装飾の多い服や描く人数によっては100ほど行くこともあります。

冒頭申しましたが、
描けてりゃいいと思っています。

ここで完成としてもいいし、ハイライトだけ入れて完成でも十分かとは思います。
が、サンプルなのでもう少し頑張ってみます。

影色とハイライト

影とハイライトと、チークを入れておきました。

ベースカラーのレイヤー選択から新規レイヤーを作成し【クリッピング】にしておきます。
クリッピングした方のレイヤーに影の色を入れたら、さらに新規レイヤーを重ねてクリッピングしハイライト部分を塗ります。

かなり印象が変わったと思います。

ここから、もう少し手を加えます。

適当にこういう色を塗る

1番上にレイヤーを追加し、ほんとに適当に色を塗ってレイヤーの設定をいじります。

結果↓

オーバーレイ62%反映

もう一声

加算(発光)46%

%は、とてつもなく適当です。

さらにもう一声

もうちょっと紫のようなピンクに近い色にしたいので、さらに上にレイヤーを作成して紫を入れてからソフトライト36%にしてみました。

ほぼ完成?

まあ、悪くはないですね。

時々上手くイメージ通りにできず、うわーっ!てなって、全部の効果レイヤーを消したらそっちのがええやん…てなることもあります。

フィーリングで。

背景色を表示させてみた


線画の色を少し変える

これいつも忘れるんですけどね。
線画の【透明部分をロック】してから線に色を乗せていきます。
ノリなんですけども、なんとなく肌にはピンクとか赤ぽいものを、まつげ部分はやや濃い色で…みたいなのを…ノリで。
あと背景に、なんとなーくいい感じのを入れて。

完成

サインぽく入れると雰囲気だけはそれぽい。

厚塗り

影になる部分を塗る

影になる部分だけの色塗り。
これは後で重ねる用なので、塗り終わったら非表示でもどちらでも。

肌の濃い方を塗る

レイヤーを追加して肌の影色から塗る。
はみ出すように塗る。

肌の色塗り

レイヤーはそのまま、明るい肌色を塗って整える。
ツールは透明水彩や不透明水彩。

髪の色塗り

肌とは別レイヤーで、髪の色を塗る。

服や目の色塗り

肌と、髪とは別のレイヤーをさらに追加。

色を重ねて塗って整えているため、この時点で、アニメ塗りベースのものよりレイヤー数が少ない。

加工タイム

はみ出た部分を上手に消したら、上にレイヤー追加、加算発光で色をぬりぬり。

最初の影を1番上に

最初に塗った影のレイヤーを表示し1番上に持ってきて重ねる。

色調整
少し青を強めに

背景ぽいものも入れて。

完成


比較

私が厚塗り下手くそなもんで、なんとも言えない比較になってあれですが。
好みもありますし、絵柄に合う合わないもあると思います。
私は元々厚塗りのようなやり方から入りましたし、絵柄も元はもう少し大人ぽい感じでした(たぶん)
うまく描けないと思うことも多くて色々試した結果、今の絵柄に落ち着きました。
安定するまで時間がかかりますし、私はさくっと描いてるタイプではないので毎度悩ましいです。
ただ最近は後で見返しても、うわぁ…と思う事がすくないので、ちょっとは上達しましたかね。

ただ厚塗りはほんと下手くそすぎて目もあてられませんが。

アニメ塗りサンプル

影にあえて明るい色を

アニメ塗りをやってて思う所は、服のシワは線画で描かず、影色で表現するほうが綺麗です。
また、線を描いてる時は、あまり影色をそこに足さない方がしっくりきます。

トロピカルカラー

あえて肌の影色を落としていません。
こういうのもデザイン性があって好きです。
ただ、センスが…
センスが必要です…。センスの方から来い。

水彩塗り風

淡い塗り

【ぐりぐり塗る水彩】ツールだったかな。それで塗っては【ぐりぐり水彩をぼかす】のような名前のツールでぼかしをかけています。
線画も、線画を複製コピーして上にレイヤー追加してからぼかしをかけています。ガウスぼかしの効果を入れたんだったかな。
で、レイヤーを少し薄くしたかと思います。
この塗りも私は苦手です。
線画の線をクレヨンやチョークで描いてみたりするのも有かなと思います。
水彩の雰囲気と馴染んで可愛く仕上がりそうです。

色さえのっていればそれっぽくは仕上がりますし、線画からあえてモノクロタッチにしてみたり、オレンジ🟠と青🔵や、ピンク🩷と緑🟢など2色で仕上げてみたりも面白いです。

ただそもそも、それをそれっぽく見せるには、まずデッサン力が必要となります。

偉そうに言いますが私も別段めちゃめちゃ上手いわけではないです。
ただ、やってないよりかは、かなり長いことやってきてはいるので。

デッサンはすごく大変ですが基本で、あと自分で描きやすい絵柄を見つける事が大事かなと。
そこにいきつくまでは、描くしかないという結論です。

たくさん描いた

描く事と、見る事、あと研鑽はやはり大事だなと思います。

わたしもまだまだ(*´∀`)

塗りの説明が、どこかにいる誰かの足しになればいいなと思います。

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