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【Fri.】#67 冬が寒くって本当に良かった

こんばんは。珠です。
コロナから復帰して、仕事をしましたが、やるべきことはあまり終わらず…不安は残りますが1歩1歩、来週も頑張ります。
この記事の下書きを途中まで書いていたのが、昨年末でした。まだ冬に間に合うといいなと思って、冬になると必ず聴く曲を選びました。

BUMP OF CHICKEN の「スノースマイル」です。(作詞:藤原基央さん)

冬が寒くって 本当に良かった
君の冷えた左手を 僕の右ポケットに
お招きする為の
この上ないほどの理由になるから

この歌い出しが大好きで、冬の朝にこれを聴きながら通勤する度に、恋をした時のきゅんとする気持ちを思い出せるような気がします。
恋人と手を繋いであるくための理由として、冬の寒さがあるのが素敵ですよね。
この歌詞のすごいと思うところは、多くの曲では「隣を歩く〜」とか「横にいる〜」と具体的にどんなシチュエーションなのかまでは描いていないところを、曲の主人公が左側を歩き、相手が右側を歩いているのが、自然とこの歌詞から想像できるところです。左側ということは、車道を歩いているのかなとか。

恋をすると、周りの景色に温度が足されていくような感覚になります。今まで嫌だなと思っていたことも、恋をしたらそんなのどうでも良くなったりとか、楽しいことをすぐに相手に伝えたくなったりとか。温度が足されていく=あたたかみがある と考えると、冬は真逆のようにも感じられますし、この歌詞には「冬が寒くって」と、しっかり寒さが表現されているのに、なぜかこの歌詞全体を見た時、恋をした時の「あたたかさ」みたいなものがじんわりと伝わってきます。

まだキレイなままの
雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線

雪の多い地域出身なので、この歌詞を聴きながら誰の足跡もない雪道を歩くのがとても好きでした。キラキラと降ってくる雪が陽の光を反射して、空には雲があるのに、カラッと晴れている時よりも明るく感じられる、そんな不思議な時間が大好きでした。
「足跡の平行線」という表現が、付かず離れずの2人の距離感と、同じ方向を向いて隣を歩いている様子が伺えますね。

BUMP OF CHICKENの楽曲の歌詞は、聞き心地がいいだけでなく、このまま本にしてもじんわりと心にしみてくるような言葉選びが特徴だなと思います。1曲がひとつのドラマであり、曲の主人公の、今までと、これからを想像して切なくなったり、幸せな気持ちになる曲が沢山あります。この記事を書いていて、またBUMP OF CHICKENの曲が聴きたくなりました。今日は寝る前にこの曲を流そうと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。おやすみなさい。

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