【Tue.になったWed.】#60 映画の話「Barbie」
こんにちは、珠です。
かなり投稿が溜まっており、やっと先日の#59で追いつきました。
毎週水曜日は音楽の歌詞について投稿してきたのですが、2年目に突入した時の記事の中で、音楽以外のことも投稿していきたい、とお伝えしたので、本日はその1つ目です。
※ネタバレはありませんが、予告にそった映画の雰囲気やバービー人形の歴史などについては少し触れています。
先日、映画「Barbie」を観てきました。
ピンク色がすごく好きなので、公開が決まってすぐに「絶対観にいこう」と決めていました。あと、鑑賞を決めたもうひとつの決め手は、出演されているシムリウさん。「シャンチー」という映画で一目惚れして、インタビュー記事などを読んだりしていた俳優さんなので、出演されることを知って、「絶対に観たい!」と思っていました。
みなさんは、バービー人形で遊んだことはありますか?私はバービー人形やリカちゃん人形のような、女の子の形をしたおもちゃで遊んだことがなくて、小さい頃はシルバニアファミリーが好きでした。だから、バービー人形についての知識も、「スタイルがいい、着せ替えのできる人形」くらいしかありませんでした。
映画の序盤で、バービー人形の歴史について触れるところがあり、バービー人形にも色んな種類があることをここで知りました。ブロンドヘアーのバービーだけでなく、カラフルな髪色のバービー、褐色の肌のバービーなど、様々。元々はきっと、アメリカの女の子をターゲットとしたおもちゃだったのでしょう。世界に広がり、遊ぶ女の子が増えて、もしかしたら男の子も遊び初めて、時代も変化するにつれて、女の子の「憧れ」「理想像」「普通」が多岐に及ぶようになったことが影響しているのか、と気付かされたタイミングでした。
そして、予告にもある通り、バービーランドという場所の描写があります。みんながお互いを「バービー」と呼ぶ世界、女性が色々な職業を楽しむ世界、可愛いお洋服が溢れている世界、毎晩パーティーの世界。そんな時突然、毎日かかとが浮いているバービーの足がベタ足に!!バービーランド中大騒ぎ!普段ベタ足の私たちは面白くてしょうがなかったです。
毎日変わらない日々を過ごして楽しんでいたバービーに突如起こった「変化」。その理由を探るべく人間の世界へ向かうバービー。
ここまでが予告と、予告でなんとなく想像のつく内容でした。
観終わった感想としては、「叶うなら毎日観たい」でした。でも叶わないから月1くらいでは観たい…
まず、個人的にピンク色が大好きなのでとてもハッピーな気持ちになり、バービーランドの描写は全てか前向きでポジティブでした。しかも、ポジティブを押し付けてくるような内容ではなくて、観ていたら自然と気持ちが前を向いていくような言葉で溢れています。
そして、この映画が伝えたかったことは、きっと「あなたは素晴らしい」ってことだ…と思いました。ネタバレを防ぐために多くはお伝え出来ませんが、予告からも、本編からも、観ている私たち自身が、私たちの尊さをそっと気づかせてくれるようなお話でした。
フェミニズムだ!と少し厳しい意見もあるようでしたし、実際そういう思想の方がムカッとしてしまうだろうな、というシーンはありましたが、私はあまりそこに強く嫌悪感を覚えることはありませんでした。
「女って大変よね」というセリフがありました。女の子の理想像であるバービーの映画で出てくるセリフとは思えませんよね。でも、すごくしっくり来たし、私はここで涙が出てしまいました。しかも「女って大変よね」というセリフなのに、男性にもきっと響く。みんなの心の中にいる「社会が理想とするものへのあこがれと、自分の理想との乖離による反抗心」みたいなものに強く語りかける映画だと思います。
音楽もポップで、色使いも、ファッションもメイクも、セリフも、全部が可愛くて、幸せになれる映画、是非皆さんも観てみてくださいね。