見出し画像

TOEIC邪道攻略法のすすめ


王道か邪道か

TOEIC といえば金フレとか公式問題集とかが家の本棚にあって、リスニングならシャドーイング、リーディングは公式問題集を解きまくる。そんな方法をとっている人が多い気がする。みんな公式問題集と金フレは家にあるのではないだろうか。しかしそれらで効果がないな、伸び悩んでいるなと思った人もいるだろう。そんな人には私がTOEIC の英語のみならず、一般的な実用英語のレベルも底上げした方法をお勧めしたい。

ここではおすすめ教材と勉強法を紹介する。

邪道攻略法の最低条件


前提として、ある程度まではめちゃめちゃ頑張ってくれ。目安は最低800点。多分そこからのちに解説する邪道TOEIC攻略法が生きると思う。
そんなの簡単に言うけど800も十分高いよ難しいと言うのも非常にわかる僕も時間が年単位でかかった。
そんな人にはシンプルに
「単語爆盛り+解説が簡単な日本語しか使わない教材で文法問題爆盛りラッシュ+音読」をお勧めする。

単語爆盛り


個人的に金フレの単語帳としての作りが学習に向いてないなと非常に感じるのでおすすめしない。(単語の内容は悪くないと思うので単語を抜いて使いやすいようにするならいいと思うが。)

基本的に単語帳は2−3日で1周して、それを100周するまでやったら次に移る。それでも覚えられない単語は自分で覚える努力をしたり、または切り捨てても良い。他の単語帳に換えて自分の総ボキャブラリーを増やす方が優先だ。
試験などでよく「わからない単語があったら文脈から予想判断するのよ」系アドバイスがあるが、そもそも知ってる単語数が多ければ正答率はシンプルに上がるし、文脈予想にかける時間もいらないので早く問題を進められたりする。単語は全ての悩みを解決してくれるチート級メイン学習として捉えよう。サブでは決してない。

単語帳は金フレの作りじゃなければどれでもいいというすんごい意地の悪い個人的意見だが、唯一お気に入りというか思い入れのあるのは大学受験の時に使っていたデータベース5500、これは表紙がなくなるまでやった。ほんとにない。彼のおかげで受験英語は正直無双したしわからない単語は基本0−1個だけだった。
準1級単語帳とかもいいと思う。ただそれも800−900点レベルkな気がしているのでもし500点付近であるのなら他のレベルのもので単語の基盤を固めることをお勧めする。

あ、あと、単語帳は付箋を貼る必要もないしマーカーを使う必要もない。もし印つけたければシンプルにそのページ折ればいい。それに時間をかけるならもっと周数回せる。平日昼のラーメン屋より回転率は上げてくれ。めっちゃ忙しいぞ。

忙しくて時間が取れない人へ
2.3日で1周どうしても回せないならそれを4日にするか、もはや教材の半分を2日で一周してそれを100周したら後半に手をつける方が良いだろう。

解説の日本語が簡単な文法問題集

なんで関係代名詞が苦手?複合何ちゃらかんちゃらが苦手?
個人的に文法が理解しにくいのもあるが、漢字の圧がすごいからなのも一部あると思っている。日本史じゃあるまいしそんな漢字何文字も投げてこないでくれと思う。なので、文法書の解説の日本語が堅苦しくなく、柔らかい会話語な感じであるものが取り組みやすいと思う。

おすすめ教材は極めろ!シリーズの860のpart 5.6。
まず大学受験、スタサプでお世話になった大先生の関先生(「関さん」と勝手に親しみをこめて友人と呼び合っていた)。この人の英語解説の凄さはもしかしたら英語学習者なら知っているかもしれないが、一般的な堅苦しい日本語で殴りに来るのではなく、「これは決まってるからこの語呂合わせで暗記しろ!暗記だ、暗記。わかるか?ANKI!!!」って強要もしてこない。
英語のニュアンスから説明してくれるのでルール化がものすごいしやすく応用可能な「知識」として蓄えられる。なのでその関さんが書いた860(他の目標点数だと著者が変わる。)がとてもおすすめだ。
*同シリーズの990点攻略も非常に質の高い問題集なのでお勧め。

個人としても英語コーチングした人にはこれをとりあえずやり込めって伝えるし、私が700点台から855に飛躍した時も実はこれを使っていたからだと思う。
下にリンクを貼ってそこから収入を僕が頂くわけでもなく、ただのおすすめなので一回本屋で手に取って解説の優しさを他の文法書と見比べてみてほしい。

(リスニングに関して)


私はリスニングを大して勉強しなかったし、発音も改善も大してしてないが855は出たのである程度のラインまではいけると思う。
唯一やっていた方法といえば
音読
これだけ。音を知らないでリスニングはできないので最低限発音記号は読めるようにした方がいいし、教材の音声で音読してもいいしyoutubeでもなんでもいいと思う。
ここでの注意点は、シャドーイングはマジで上級者向けだと思う。音の内容がスッと入ってくるレベルになってからは効果があると思うが、「え〜何言ってるかわかんないんだけど(笑)」のレベルだったらそれ英語シャドーイングしててもアラビア語シャドーイングしててもナバホ語シャドーイングしてても変わらなくないか?という感じなので、それまでは全然スクリプト見る方がいいのではないかなと思う。




さてここまできたら邪道に入れる。実際英語学習が前よりも楽しいものになると思う。英語を学ぶのではなく英語で何かを学ぶステージに切り替えられるからだ!!!

なのでいきまーーーーーーーす。

邪道攻略法

TOEIC邪道攻略法①論文多読

これが本当にすごい。「論文難しそう:(」って言ってる人は少し聞いてほしい。論文はそこら辺の洋書よりも断然簡単だ。特に小説とか物語系の難易度は次元を超えていると思う。私は読めん。
理由、論文はロジカルに、小説はエモーショナルに書くからだ。
なので小説には文才が輝く素晴らしい、頻出英単語の真逆をいくような激レア形容詞がありえないほど出てくる。昔の有名文学作品とか尚更それがすごい。日本語の文学作品でもそうだろう。何その日本語っていうやつがずらりと並んでいて本当に読む気を無くしかける。
一方論文は単語は難しいが基本的に名詞だし同じfieldの論文をいくつか読めば慣れてくる。
ここでなぜ論文がいいのかの圧倒的理由。
それは、難読構文への慣れ。
論文だから難しいし、TOEIC長文よりも難しい。これに慣れるとまずTOEICの長文はびっくりするほど体感簡単になる。それにTOEICレベルの長文ではスピードが上がるのでこれまで解ききれなかった人は解き切れるようになるし、解き切れていた人は時間がより余って見直しでちゃんともう一周できるようになる。
そして楽しい。みんな好きな心理学とか読んでみたら面白いんじゃないだろうか。(偏見)
私はcourseraというオンライン学習プラットフォームでneuromarketingのコースをやってみたがとりあえず楽しい。むずいけど、でも英語で何かを学ぶって楽しい。なのでそのコースの読み物は論文数百ページだったが、想定所要時間より全然オーバーしたがコースを終えた頃には英語力が底上げされた感じだった。
基本的に基礎力がすでにあるTOEIC高得点を狙う人に何をお勧めするかと聞かれたら、単語激盛りと論文多読だろう。

TOEIC邪道攻略法②ながらリスニング

ながらはダメだろ!声でかいから少し小声で頼む。
わかる。ながらは良くない。ただ、リスニング×もう一つの作業が脳のリソースを割かない超単純作業ならそれは良しである。例えば歩いているときだ。ただお店とかで商品を探しているとかだと格段に難しくなるので毎朝仕事にいくのに駅まで歩くなど、この耳も脳も使っていない時間の全てをすニングに捧げるイメージがいいと思う。
なぜ留学した人がみんなリスニングレベル上がるんだろうか?
みんな海外でシャドーイングしました!とは言ってないでしょう。
つまりきっと、根拠のない予想だが、これまでの英語学習ではリスニングといえばシャドーイングやディクテーションなど強度は高いが量は少ないものばかりだった。シンプルにシャドーイング15分も私は持たない。口も疲れるし脳死状態になる。これらは質は高いが量は少ないので、逆のことをして補完をする。強度が低いけど(質は高くはない)量は多い「ながらリスニング」が鍵を握っているのかも。

おすすめはpodcast appでちょうどいいラインのチャンネルを見つけること。原稿無しでも大体言っていることはわかるし話の流れもわかるくらいの。難しかったら日本人が英語解説してるやつでもいいかもしれない。
ドラマや映画もいいし、youtubeもいい。テスト目的というよりはシンプルに総リスニング時間をちゃんと確保する方だ。

自分の好きなチャンネルは
huberman lab
courseraでneuro関係の論文を読んでいたこともあり、neuro関連でかつ日常に活かせる彼のpodcastは本当に有益だ(現在形)。メリットしかない。毎日最低でもながらリスニングは1時間はしていたし、一人で散歩しながら数時間リスニングした日もよくあった。

 TOEIC邪道攻略法③単語帳95%スイッチ法

単語帳は100%になるまでやろう!これはよく言われるし、その理由もわかる。わかるけど、時間が死ぬほどあるならだ。忙しいのに残り数単語のために1ヶ月をその単語帳に費やすの、もったいなくないか。別の単語帳に使えば200くらい覚えられるかもしれないのに。

単語帳の回し方は爆盛りのところで解説をしたが
1単語1−3秒で1冊を2−3日に1周する。できるなら1日1周がいいがまぁそこはバランスを見て。
かつ個人的に好きな回し方は
A. 目で読むだけ(英語から日本語/普通に読む)
B. 目で読むだけ(日本語から英語/逆に読む)
C. 声に出して読む
D. 教材の音声を確認しながら読む(5周に一度ほど)

普段はAーCを回して5周に1回Dを取り入れてみると情報の刺激がマンネリ化しないので脳がいい感じに頑張ってくれると思う。

邪道が王道(かも)

855まで急に飛躍した時の方法が最低条件で示した方法だ。
そして855点を叩き出した後長い時間スコアが停滞した。
それを留学後の留学後の英語の伸びの一般的な傾向などを考え、その停滞を打破した方法が今回の邪道攻略法だ。
もし王道正攻法で長いこと停滞している人(半年〜)は少しこの方法を試してみてほしい。また普通の英語学習に飽きた人も気分転換にやってみるといいかもしれない。意外と「自分英語使えるんじゃん!でもわかんないところもあるな、がんばろ!ってなるかもしれない」


*帰国後自分のTOEIC学習


リスニング:podcastながらリスニングとランダムな990点リスニング教材の中でリンキングなど自分が聞き取れないところを探しまくる

リーディング:990点教材(狼表紙の難問模試と極めろの990点の2冊)を数周回しながらオンラインコースなどで英語に触れる総量を高めていた。

あとは単語はこれまで使った単語帳を軽くそれぞれ1ヶ月程度で振り返り、英英英単語の上級編をやった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?