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回収率100%以上を目指せ!競馬分析.vol1

今まで、Data Saberへの道ということで、備忘録的な記事を投稿していましたが、本当に自分が分析したかった「競馬」に対して初投稿です(笑)

競馬を知らない人からすると、スポーツ?ギャンブル?と思う人がいるかと思うので、一応簡単に説明します。

競馬はスポーツ?ギャンブル?

競馬は、スポーツとギャンブルの両方の側面を持っています。その核心は、騎手が馬を駆って速さを競う競技であり、これは明らかにスポーツのカテゴリーに属します。競馬は技術、戦略、体力、そして動物と人間の間の深い絆を要求するスポーツであり、多くの国で長い歴史を持ち、文化的な重要性も高いです。

一方で、競馬はギャンブルの要素も強く持っています。競馬のレースには賭けることができ、多くの観客は馬券を購入して、どの馬が勝つか、どの順位でゴールするかを予想します。この賭け行為は、競馬が持つエキサイティングな側面の一つであり、世界中で多くのファンを魅了しています。賭けることによって、観戦の興奮が増し、レースの結果に対する関心が高まります。

ギャンブルとして楽しむ私

私はジョッキーではないので、ギャンブル要素として競馬を楽しんでいます(笑)
なぜ競馬が好きかというと、馬の血統はしかりなんですが、騎手、馬主、調教師等、馬だけじゃなく人間関係の繋がりも絡み合って、一頭の馬に対してドラマがあったりするので他のギャンブルよりも好きだったします。
あと、スポーツ要素にも含まれますが応援している馬が勝つと嬉しいというのもあります。
競馬に興味のない人からすると、同じような馬が走ってるだけだろって思うかもしれませんけどね。。。

競馬に大切なのは回収率100%以上

競馬をやっているうえで、大切になってくるのは回収率です。

回収率 = 払い戻しの金額 ÷ 馬券を購入した金額

ここで簡単に説明します。
100円で1.1倍の馬券が当たったとします。

回収率 = 110円 ÷ 100円
回収率 = 1.1(110%)

回収率が110%ということは
100円賭けていれば、10円の儲け
1,000円賭けていれば、100円の儲け
10,000円賭けていれば、1,000円の儲け
という感じになります。

ギャンブルの勝ち負けを判定するのには回収率が一番分かりやすいです。
回収率100%以上 =勝ち 
回収率100%   =引き分け
回収率100%未満 =負け

言葉にすると、回収率100%以上を目指せばいいとわかるのですが、かれこれ20年以上は競馬をやっていますが、まぁー残念ながら毎年超えたことないと思います(笑)
怖くて計算していない・・・・

データに基づいて、常に同じような買い方をすれば目指せる可能性はあります。ただ、競馬好きなら自分の予想を付け加えたり、馬券を買う券種が色々あったりと、結局様々な要素が絡み合って、投資金額と的中金額のバランスがうまく保てなくて結果、回収率100%未満になっているのかと思います。

券種の説明

先ほど馬券には、券種があると少し触れましたが、以下のような券種があります。

  1. 単勝: 最も基本的な券種で、どの馬が1位でゴールするかを予想します。当たれば配当金を受け取れます。

  2. 複勝: 予想した馬が1位、2位、または3位(レースによって異なる場合があります)のいずれかでゴールすれば当たりです。単勝より当たりやすいですが、配当金は低めです。

  3. 枠連: 馬のスタート位置を示す枠番号を用いて、どの2つの枠内の馬が、どの順番に関係なく1位と2位を取るかを予想します。

  4. 馬連: 2頭の馬が1位と2位になることを予想しますが、どの馬が1位でどの馬が2位になるかの順番は問いません。

  5. 馬単: 馬連と似ていますが、こちらは1位と2位になる馬を正確な順番で予想する必要があります。

  6. ワイド: 2頭の馬を選び、その馬たちが1位、2位、または3位のいずれかでゴールすれば当たりです。順番は関係ありません。複勝よりも難易度が高いですが、配当金は高めです。

  7. 3連複: 3頭の馬が1位、2位、3位になることを予想しますが、順番は問いません。当たる確率は低いですが、配当金は魅力的です。

  8. 3連単: 最も難易度が高い券種で、1位、2位、3位になる馬を正確な順番で予想します。当たれば、非常に高い配当金を得ることができます

※地方競馬には枠単がありますが、ここではJRA(中央競馬)での券種になります。

回収率100%以上を目指す(単勝編)

ちょっと競馬の説明が長くなりましたが、まず私が初めに分析したのは単勝での回収率になります。単純に分析した馬が1着になるかどうかで、他の要素が交わらないからです。

どういうことかというと、
例)A騎手×ある距離の回収率が110%だったとします。
単勝(1着)だけなら、分析した結果の通り単勝を買えばこの回収率が維持されます。馬連、3連複、、、というように他の馬や番号というように、色々の要素が混ざり合って少し複雑になるので、まずは単勝で分析しました。

騎手別・得意距離の単勝回収率に関してまずダッシュボードを作成してみました。
分析データは2019年~2023年の5年間のデータを元に分析しています。
表示されている騎手名は5年間の勝鞍数の上位5名としています。

騎手別・得意距離ダッシュボード

ルメール騎手がリーディングジョッキーとして5年間で1番勝鞍が多い騎手になりますが、線グラフを見ると、実は回収率100%超えていないのが分かります。
1位の騎手をずーっと買い続けていても、負けてしまうというので、競馬で勝つというのは当然難しいという分かりますね(笑)
しかし、距離別に掘り下げてみると、青色の部分が目立つ距離があります!
長距離(2600m以上)のレースでルメール騎手は5年間の単勝回収率で100%超えている事実があるのが分かりました。
5年間で
騎乗数:54回
勝利:19回
勝率:35.2%
単勝回収率:121.1%

仮に5年間毎回1,000円長距離のルメール騎手を買い続けていたら以下のようになっていました。
投入金額:54回 × 1,000円=54,000円
回収額:54回 × 1,000円 × 121.1%
 =65,394
 ≒65,390(一桁切り捨て)

利益:65,390-54,000円=11,390円

レースを絞れば実は馬券で勝てる確率ってあがるのがこれで判明したわけです!!
ビギナーの方なら、長距離のルメール騎手の単勝だけ買い続けていればとりあえず良いよって言えるけど、競馬にはまっている人なら、ここから派生させて色々な券種を買ってしまいますから、やっぱり勝てなくなってしまうかな(笑)
3連単の1頭軸にはいいけど、その紐はどうすればって話がありますからね。そのあたりも、色々な角度から分析できたら面白いですけどね。

あと、24年度も買い続ければ勝てるって思うかもしれませんが、21年度のように、もしかしたら調子が悪い時もあるので、実際に買う方がいたら自己責任でお願い致します。ギャンブルである以上絶対はありませんのでね。


図2:ルメール騎手の単勝回収率

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