ここに注意!大会でのミスと対策

  こっそりypをしているttoです。今回は遊戯王の大会で、見聞きしたあるいは実際にやらかした、色々なミスについて話していきます。 
 遊戯王のカードプールは広く、ゲームルールは複雑と言われていますが、そのプレイの事ばかりに集中していると思わぬ所で足を掬われます。それは時に、CSの予選通過を決める対戦だったりし、シングルロスで終了する事があります。
 人間であるプレーヤーが処理を行う以上、必ずこの手のミスは起こるものと思って対策した方が良いでしょう。

実際にやってしまったら

 すぐに対戦相手に説明し、ジャッジを呼び、裁量を仰ぎましょう。最悪の場合でもシングルロスです。

例1 マッチ2本目以降で、エクストラデッキとメインデッキが混ざる。

 初戦で大量のカードを使った場合、特に墓地や除外ゾーンのカードから、エクストラデッキのカードを抜き忘れてしまう場合があります。
 サイドチェンジの時に気付けば良いのですが、たまにすり抜けて2本目に入ってしまいます。ある程度ゲームが進んでから気がつく場合もあり、その場合、シングルロスにもなり得ます。
 また、2回戦以降でサイドデッキを元に戻すのを忘れた場合も、同様のことが起こる可能性があります。

 対策 サイドチェンジ後にエクストラの枚数も確認する

 ルール上、マッチの2本目3本目に入る前に必要なのは、サイドデッキの枚数の確認だけです。ただ、自主的にエクストラの枚数を確認するのは問題ないので、可能な限り行いましょう。

例2 カードがくっ付いていた

 湿度が高いと、スリーブの表面張力でカードがくっつきます。最初は問題無くとも、試合を重ねる毎にくっつくカードが多くなります。特に手汗の強い人は要注意です。
 カードがくっつくとどうなるかと言うと、デッキからドローする時に2枚引いてしまう事があります。ドローフェイズでの2枚ドローはジャッジ案件です。

 対策 引いたカードを見る前に、枚数の確認。

 よく大会の動画でも見られる光景ですが、ドローしたカードをすぐに見ずに一旦置いてからめくるという手法が有ります。この時カードが重なって2枚引いたとしても、カードを見ていないので、デッキの上に戻せば問題有りません。

例3 提出したレシピとの不一致

  CSの大会では1回戦終了までにデッキレシピを提出するよう求められる場合がほとんどです。これは大会途中で、元々デッキに入れてなかったカードを使ったりする不正を予防するためであり、デッキレシピに不備があった場合、シングルロスになります。
 とりわけ、新規が出たあとや構築がまとまらなかった場合などでぎりぎりまでデッキ調整をしていた場合、遠征などで疲れている時などに起こり得ます。

 対策 大会前に最終確認、時間にゆとりをもって

 デッキレシピは大会直前に最終確認しておいた方がよいです。ここで見つかればまだ問題ありません。

例4 カードを落とす、見せてしまう。

 とにかくデッキをシャッフルすることが多いゲームです。シャッフルする時に、下手をしてカードが飛び出すことはよく見受けます。その時にカードが裏返って見えてしまう、床に落ちてしまうということが起こります。
 自分のカードを飛ばしてしまい、元に戻すだけならばちが悪いだけでジャッジを呼ばれることはありませんが、相手のカードを見てしまったり、あとから床に落ちてしまったカードに気が付いた場合などはジャッジ案件になります。
 特に60枚のデッキなどを使う場合は気を付けましょう。

 対策 ルーティンのシャッフル方法を決めておく。落ち着く。

 対策ということも難しいのですが、慣れた方法でシャッフルを行うと事故が起こりにくい印象があります。

例5 不用意なデッキシャッフル

 やはりとにかくデッキをシャッフルすることが多いゲームです。サーチをするたびにシャッフルをしていたら、進行に滞りが生じます。その為、カードをいじらなくなった段階でまとめてシャッフルすることが多いと思います。
 しかし、この時、「デッキの一番下(上)に戻す」という処理の後に、シャッフルをしてはいけません。具体的なカードとしては「金満で謙虚な壺」、カテゴリーでは「アダマシア」「ティアラメンツ」がデッキの一番下に戻す処理を多用します。
 また、同じような意味で、デッキを触っていないのにシャッフルをしてしまう場合もあります。これも不正に当たると判断される可能性があります。

 対策 デッキの一番下に戻す前にシャッフル。シャッフル前に相手に確認。カードを覚える。

 ドローが絡む効果の前にシャッフルをすることは習慣化していると思いますが、デッキの一番上や下に戻す前にもシャッフルをした方がよいです。
 例としてはカレイドハートでデッキからティアラメンツを落として融合する場合、カレイドハートでデッキを見た後、ティアラメンツの効果でカレイドハートとティアラメンツはデッキの一番下に行きます。この時、ティアラメンツを戻す前にシャッフルをしないとティアラメンツ側はデッキの一番上を知っていることになります。
 また、シャッフルする前に「〇〇でサーチをしたからシャッフルします」と相手に伝えることも、事前にトラブルを防ぐうえで大切です。

まとめ

 カードゲームは気軽に楽しむものなのですが、実際に大会で真剣勝負をしている時に、このようなミスをしてしまい、警告やシングルロスを与えられると精神的に苦しいです。
 筆者はあくまで1プレーヤーであり、本文はその中で経験したものを書いたものになります。実際に大会を運営してジャッジを行っている人もいるので、その運営の中で実際に起こった警告やシングルロスについて語ってくれると勉強にもなってうれしいなと思っています。
 最後までお読みいただきありがとうございました。質問等ございましたらお気軽にお願いします。
 

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