半年で語学をモノにするアプローチ方法[イメージの箱は1つだけの6.7.]
こんにちは。英語コーチのTomokoです。
ニューヨーク、ロンドン、上海を経て、現在は北イタリアに住んでいます。
-----------------------------------------------
引き続き、Chris Lonsdaleが説くアプローチ方法、全部で7つの最終部をみていきたいと思う。1-5は下記の通り。
1. Listen a lot = Brain soaking とにかくたくさん聞く = 脳を浸す
2. Get meaning First, before the words 言葉の前に、まず意味を理解する
3. Start mixing 混合しはじめる
4. Focus on the Core コアに焦点を当てる
5. Get a Language Parent 言語の親をもつ|4つの適正
6. Copy the Face
6. 顔をコピーする
人に理解してもらえるような発音ができるように、筋肉を正しく動かす必要がある。理想的なのは、ネイティブスピーカーの顔の使い方を観察する。ネイティブが近くにいない場合は、ウェブで探すことができる(発音の口もとをよく見る)。
7. Direct Connect to Mental Images
7.頭の中のイメージに直結させる
第二言語を学習している人の多くは、母国語の単語を対応する単語に変えて頭の中で何度も何度も繰り返して覚えようとする。とても非効率だ。
必要なのは「自分が知っているすべてのことは頭の中のイメージであり、感覚である」ということに気づくことなのだ。イメージとすべての記憶の層に入っていき別の経路で出してくる。同じ箱だが、異なる経路で。
それを時間をかけ続けていくと、新しい音をすでに自分の内にあるイメージに結びつけることができるようになる。
時間が経つにつれ自然とそのやり方がうまくなっていき、最終的には無意識にできるようになるのだ。
-----------------------------------------------
最後はさすがに抽象的で難しくなった。そうは言うけど、実際は覚えないといけないしね~…というのが正直な感想だ。
しかしつまるところは「言語は別のもの」だから「覚えなくてはいけない」という思い込み、暗示が苦手意識を作るつまづきの原因だと言いたいのだろうと理解する。
ひとつのモノ、自分の感覚は、言語が違おうと同じであるから、イメージ先行で刷り込みを継続していければ、しらないうちに無意識でできる習慣になっていく。という彼の論理。
慣れるには相当な時間と訓練が必要だが、信じて試してみる価値はあると思う。イタリア語における私自身の環境は、極めて彼の説くアプローチに近いものがあったので、確かに半年ほどで知らない人とも会話できるまでになったから。
要は、半年間繰り返して続けられるかどうか、ソコだよね。