先週の血統勉強の復習 朝日杯FS

朝日杯FS (G1)阪神芝1600m 2歳限定戦

朝日杯FS好走血統傾向
サンデー系又はディープ系が圧倒。
過去5年で15頭中8頭が該当。
阪神JF同様に仕上がりの早いさと完成度が求められる。スプリント適性が求められる為、仕上がりの早いアメリカ型やスプリント適正のある血統Danzig系などの馬が好走。
グロリアスソングを内包する馬も良い。
父母父や母母父にノーザンダンサー系の血統を持つ馬が多い。

❶ サリオス 牡2 2戦2勝 ムーア
前走:G3 サウジアラビアRC 1着
ハーツクライ×Lomitas
Tサンデー系×ニジンスキー系
母のサロミナはデビューから4連勝で独G1 独オークス芝2200mを制覇。距離は18〜2200m 。Lomitasは、ドイツ年度代表馬でリーディングサイアー。兄弟にサラキアやサロニカがいる。Danzig系ディンヒル内包。

❷タイセイビジョン 牡2 3戦2勝 武
前走:G2 京王杯2歳S 1着
タートルボウル×スペシャルウィーク
ノーザンダンサー系×Tサンデー系
母は、JRA芝1200mで1勝。函館2歳S3着馬。兄弟に目立った活躍馬はいない。父タートルボウルは、3歳時に仏3歳マイル王決定戦のジャンプラ賞を制覇。

❸グランレイ 牡2 2戦1勝 池添
前走:未勝利1着
ルーラシップ×ファルブラヴ
キングマンボ系×ノーザンダンサー系
母は、JRAダートで1勝。兄弟は、地方ダートで勝ち星をあげている。ノーザンテースト内包。

16頭中12頭にノーザンダンサーのクロス有だが、1〜3着馬全てノーザンダンサーのクロス有。

サリオスが好位追走から勝ち時計1:33.0のレースレコードでゴール。
先週のレシステンシアの出した1:32.7より0.3秒遅いが2006年ウォッカの出したコースレコードの1:33.1より0.1秒速い。
阪神JFとほぼ同じのラップだが、たぶんラップ分析では異なる見解になると思います。
朝日杯FSのラップタイム
12.2-10.5-11.1-11.6-11.8-11.8-11.6-12.4。
テン3F33.8-上がり3F35.4
阪神JFのラップタイム
12.2-10.5-11.0-11.8-12.0-11.2-11.5-12.5。
テン3F33.7-上がり3F35.2

勝ったサリオスは、ハーツ×ロミタスで、たぶん成長は3歳秋あたりから上昇する中距離というのが血統考察の見解ですが、母がデビューから連勝して独オークスに勝ち、Danzig系ディンヒルが入っているので、勝つ事が出来る下地はありました。しかし、やはり3歳秋から上昇してくる血統だと思うので、能力で勝ち切ったと思ってます。同時に今後がかなり楽しみな馬になりました。

2着、タイセイビジョンは、函館2歳2着、京王杯2歳ステークス勝ちと早い時期から活躍してる馬ですし、やはり1200、1400mで勝ち負けしてるのでスプリント適正もあると言えると思います。例年なら勝っていたでしょうから、運が悪かったと思います。

3着グランレイは、展開の助けもありましたが大外から追い込んできた末脚は凄かったです。この馬は、好走血統からは導き出せませんでした。ここら辺りは、反省点としておいておきたいと思います。
ただ、ルーラシップ×ファブルラヴはなかなかの好配合そうですね。通算26戦13勝、勝率5割。クイーンCを勝ってるテトラドラクマも同配合。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?