MUPカレッジ〜week18〜

今回は、財務スキルBSについてです！

財務スキルの最初に、PLとBSを紹介しましたが上記の説明だけでは、いまいちわからないですよね。BSについてまだ詳しく説明していないので、やって行きます。

まずはじめに、ディズニーランドを運営しているオリエンタルランドのBSはどれでしょうか？

これを見ても、まだどれかわからないですよね。でも安心してください。ここで理解した後はわかるようになります。そしてこれがわかっていれば、投資や事業などに使えるので、しっかりと理解して行きましょう。

この表は、右側は資金調達、左側が資金運用です。お金が入ってそれをどうやって使うのを2つに分けました。銀行からの借入は絶対に返済しなけいけないので、流動負債。株主からの出資は、投資してもらった物なので、返済する必要がないので、純資産になります。

100円で売れる物を仕入れる→在庫になる。でも在庫はすぐに売れて現金になる。売掛→サービスを先に提供して月末にお金が入ってくるので、スピードが速い。回収スピードが速いものは、流動資産になります。

逆に、建物は10億などで買った場合20年間払い続けて、やっと元が取れる。トラックは500万で買って、何年も運んで元が取れます。どちらも回収スピードは遅いですね。なので、固定資産となります。

すぐに回収できるか、できないのかで流動資産か、固定資産かが決まります。

考え方は、資産の時と同じです。返済期限の期間によって流動負債か固定負債かが決まります。短期借入は1年以内で速いので流動負債になります。社債や工場、作るのにかかるのは10億円だとして1年で返すことはできませんよね。約30年かかるので、遅い。なので固定負債になります。

純利益は、資本金や前年度の余りである利益余剰金、新株予約権、自分の会社が100万円売り上げていて今後も稼げる目処が立っていれば、すぐには売らず5年後500万円売り上げた時に売りますよね。それがその会社の評価になります。その差額である評価換算差額。こららのものが、純資産になります。

そして、今までに解説した物をまとめるとこうなります。皆さんは、もう全ての意味が分かりますよね？

では、理解したところでオリエンタルランドのBSはどれなのか見て行きましょう！

まだいまいちわからないと思うので、オリエンタルランドのイメージを出して行きましょう。

・ディズニーの運営だから土地建物が多い

・土地建物多い＝固定資産が多い？

・ずっと黒字を出していて、儲かっている会社

・信用格付けがAAだったから財政状況はいいはず

上の二つを見ると、③は固定資産少ないので候補から消えますね。流動資産は「すぐ支払ったるぜ資産」流動負債は「すぐ払えや負債」ということを頭に入れて、下の二つを踏まえて①と②を見てみると、②はすぐ支払ったる資産が少なく、すぐ払えや負債が多いので財政状況が良いとは言えませんよね。なので①が妥当です。流動比率でも見て行きます。流動比率とは、会社の短期的な財務の案税制を示す指標です。

これを見た時に、①は大体流動資産が100万だとすると、流動負債は50万くらいなので、100万÷50万×100＝200％。②は流動資産が50万くらい、流動負債が100万くらいなので、50万÷100万＝50％。この指標は高い方が安全性が高いので、①が確定となりますね。

ちなみに、②は、東日本鉄道です。線路を引くために土地代や車両代が大きくなっている。③は、ミクシイ。IT企業は設備も建物もほとんど必要ないため固定資産が少なくなる傾向にあります。

これらのことをしっかりと理解して、BSが読めるようになれば投資や事業を行う時に使えるようになるので、何度も復讐して身につけましょう！