ESO・「タンクをやりたい!」初心者さん向けの話:事前準備編
MMOのタンクにおいては、次のようなイメージが挙げられます。
が、実はESOに限っては、断言はしかねるものの、「序盤のLv10~50間ほどで解放されるグループダンジョン」のノマラン(ノーマルランダム)・野良マッチングにおいては、この辺のハードルは無いに等しいです。
必要なのはまごつく自分を置いて走り出す高Lvのプレイヤーたちについていく空気感に慣れることのみ!
初心者タンクでも味方が強ければ道中の雑魚MOBは速攻溶けて死ぬ、ボスも30秒~1分ほどで死んでる!
何がなんだかよく分からないうちにクリアできるので場数を踏みやすい!
DPSより格段にシャキも早い!
が、場数と度胸が積めるのはいいとしても、Nの感覚でDLCやベテランといった難易度の高いGDにランダムで行ってしまうと全く太刀打ちできず、結構な苦労をすることになります。
また、滅多にないものの、ノマランでも全員がLv50未満、CP未満のマッチングになることが無いこともありません。そうなればダンジョンは本来の難易度に近くなり、ここでもきちんと「タンクらしい」動きをする必要があります。
この記事では「ESOのタンクに必要な装備やスキルの、基本的な所は何か」を説明していきます。
※ダンジョンが解放される「Lv10からタンクで行くには」を意識しており、ヴァテシュラン剣盾などの便利なセットについてはここでは詳しく触れません。後篇の実戦編で軽く触れます。
■ESOにおけるタンクの装備・スキル編
・防具は基本的に重装備
タンクをするなら重装備です。
基本的に装備は「CP160」になるまでは、拾った装備の中でLvの高いものをつぎはぎで着ていて問題ありません。
もちろんセット効果が発動できるに越したことはありませんが、それにこだわって自分よりLvが低すぎる装備を着ると、防御力などの基本性能が低い状態になってしまいます。5セット効果より装備性能を優先しましょう。
CPは3000以上上げられますが、装備のLvそのものはCP160で頭打ちになります。「この装備セットをずっと使いたい」という品が見つかった場合、集めるのはCP160以降が望ましいです。
・武器は初心者なら「剣盾」がおすすめ
「剣盾」とは「片手武器と盾スキルライン」です。いかにもタンク然とした出で立ちになり、スキルラインもタンクをやる上で重要なものが複数入っています。便宜上剣盾と略してますが、片手武器ならひとまずなんでもOKです。
また、ESOは表と裏で2種類の武器を持つことができます。表は剣盾として、スタンダードな裏武器は「雷杖(攻撃杖スキルの設置範囲で攻撃補助効果がある)」「氷杖(攻撃杖スキルの設置範囲でバリアが張れる)」です。
剣盾装備時に防御すると消費リソースはスタミナですが、杖装備時にはマジカになるので、消費されるリソースを分散できるようにもなります。
ただ、剣盾装備時の裏はまあまあなんでもいいです。弊キャラには剣盾/二刀が居ますが、ノマランはもとよりDLCのWB、エルスウェアのドラゴンあたりもきっちり生存してタゲ維持出来ています。
(※試練などの高難易度に挑む際はそうも言っていられないので必ず高難易度のタンク専門家の意見を求めてください)
・「挑発(ヘイト上げ)」の効果のあるスキルや装備を選ぶ
タンクは主にボスキャラに挑発効果持ちのスキルを使用し、主な攻撃の矛先を自分に向けさせることでPTを守ります。
剣盾のスキルラインでは、低Lvから挑発効果持ちの「穿孔」が使えるので、タンク武器の基本となっています。
一部の装備セットの中にも挑発効果を持つものがありますが、〇秒のインターバルを挟むタイプも多いので、特にボス戦ではコンスタントにスキルで挑発出来る方が安心感があります。
・「範囲を設置する」タイプのスキルも欲しい
特に「範囲を設置して足止め/鈍足/気絶させ、その範囲に〇秒間の継続ダメージ(dot)」のスキルは理想的です。
グループの敵は接敵後にあちこち移動してしまうことがあり、それを防ぐ目的が1つ。もう1つの目的は、杖や大剣など「両手で持つ武器」に、「クラッシャー符呪」をつけることで、その設置範囲内の敵の耐性を下げられ、それだけ早くまとめて焼くことができる、一挙両得なスキルになるためです。
さらに符呪効果を高める「注入」特性にすれば、よりクラッシャー符呪の効果は高まります。
「符呪や特性まできっちり整えるのは初心者向きか?」と言われるとそうでもないですが、一応覚えておいて損はないです。CP160越えたら意識してみてください。
また「Dotの設置範囲」+「鈍足・気絶・足止め」が一緒になっているスキルは少なく、言ってしまえばクラススキルで有無が分かれています。
セットになっているスキルがあれば入れる、無ければ「Dotの設置範囲」と「鈍足・気絶・足止め」をそれぞれ別に入れてしまって良いでしょう。装備セットで補えることもあります。
・戦士ギルド、アンドーンテッドはタンクに役立つギルドスキル
基本的にどんなスキルラインにも役立つスキルはありますが、上記2つのギルドには次のようなスキルがあります。
「内なる炎」は射程28mの遠距離挑発スキルです。マジカ消費、味方がシナジー発動で追加ダメージを与えられる、途中で沸いた増援を遠くから挑発出来るなど、使い勝手の良さがあります。
「拘束の銀矢」は射程22mの、こちらも遠距離挑発スキルです。スタミナ消費で射程は「内なる炎」より少ないものの、こちらは魔術師・弓士など遠めに位置取りしている敵を引っ張り寄せることができます。
便利なスキルですが、変異前では引き寄せや挑発効果はありません。
そしてPvPの「襲撃戦術」のスキルですが、
こちらは設置範囲で侵害(強)がつけられる、鈍足もつけられるのでよく使われれている印象があります。
■剣盾を使わないタンクはできる?(氷杖タンク)
杖にも挑発スキルがあるので、出来る・出来ないで言えば出来ます。
さらに攻撃杖のパッシブスキルの中には「氷杖装備時に防御コストをさげる、防御できるダメージ量を上げる」という効果もあります。
ただし剣盾の挑発スキルと比較すると、
氷結のクレンチでは侵害の強弱効果がつけられない、変異前には挑発効果がない、相手の耐性を下げる効果が無いなど、攻撃杖Lv1から両面攻撃杖のタンクをするには不向きです。
特に、氷結のクレンチに相手の耐性を下げる効果がない=その効果を持つ他のスキルで補う必要が出てきます。
「侵害」自体は攻撃杖スキルの「属性ドレイン」での侵害(強)など、クラススキルを含めて探せば何かしらは見つかりますが、剣盾の鎧貫通はそれらを統括した効果があるんですね。
ボスへの「挑発」効果はタンクならば最低限持っておきたいものなので、他スキルや装備セットで代替出来ない場合は、まずは剣盾を持ちつつ裏面に攻撃杖を持ち、該当のスキルをセットしてレベリングしましょう。
挑発効果を持つスキルや装備セットがあるならその限りではありません。
■HPや耐性値はどれくらい必要?
本当に「どこのどういった難易度に挑むか」によるのですが、
ひとまずこの目安で、N試練までは何とかやれています。N試練がやれているのだから一応VDLCのGDではそれなりに、いわんやNのGDなんかはカチカチタンクとしてお出し出来ます。
V・VH試練については必ず「この目安で大丈夫?」と経験者に聞いてください。多分もっと盛る必要があるんじゃないかな。Vだし試練だし。
ステータスを体力に振り、体力や耐性値が上がるような重装5セットを着ればそれだけでだいたい体力30000、耐性値は18000近くにはなっていると思われます。重装5セット着ているのに体力が大分少ない場合、ステータスの割り振りや、装備につける体力増加の符呪を金色に更新する事で上がっていきます。
それ以降は、「食事」と「スキル」で体力や耐性値を上乗せしていきます。戦闘中にそれらのバフを切らさないようにすれば、その数字が維持できるんですね。
耐性25000届いてなくない?
はい、これで氷杖時はともかく無事に届いています。この耐性値は剣盾の「盾」の防御分と、「凍土の鎧」パッシブにより、冬の抱擁スキルをバーにセットしている数によって違いが出ています。
ここからさらに素の耐性値の底上げをするには、次の方法があります。
逆に装備やスキル面で耐性値が十分な場合、アクセ特性やムンダス・ストーンに選択の余地が出てくるんですね。
5/1追記
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