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ESO・「テイルズ・オブ・トリビュート」のゲームの流れ、ルールについて

■ゲームの流れ(シンプル)

この繰り返し

ToTの流れは「ドローした5枚のカードをプレイ(使用)する(プレイ後はクールダウンに送られる)」→「ターン終了する」→「手札全てを引ききったら、クールダウンのカードがシャッフルされて手札に戻る」の繰り返しです。

ToTのカードは手札から5枚ドローした後、プレイ(使用)することでコインやパワーの効果が得られます。このプレイは自動化も可能です。(ToT開始後、パッドならスタートかセレクトを押す→「オートプレイ」を選択)(キーボードだと多分Esc?)

最初の手札10枚は必ず「6コイン」「4パトロン」です。もちろん、この最初の手札のカードだけでターン終了を繰り返していては勝てません。


■ToTの基本的なルール

・「プレステージ(勝ち点)」を加算していくゲーム

青い六角形がプレステージのアイコン
プレステージ=スコア的なものなので、今後度々「点」と言い換えます

ToTの勝敗のつけかたは3通りあります。

1・プレステージを40以上にしてターンを終了し、次のターンで対戦相手がそれ以上の点数を出せなければ自分の勝ち

凡例
A:自分が41点でターン終了→相手が40点でターン終了→自分の勝ち

B:自分が41点でターン終了→相手が41点でターン終了→ゲーム継続

2・プレステージが先に80に到達した方の勝ち

凡例
自分が65点、相手が79点だったが、自分のターンでパワーを15入手してターン終了する
→パワーがプレステージに変換され、65+15で80点に到達して自分の勝ち

3・パトロンを全員味方にした方の勝ち(財務官以外)

パトロンごとにある特殊効果を使用することでパトロンを味方に出来る。
4人全員を味方にすると勝利できる。
(パトロンを使用すると、パトロンのアイコンにある矢印が自分の側に向く=味方になっている状態)

1、2の勝ち方からも分かる通り、基本的には「プレステージ」が加算されないことには勝ちづらくなります。そのために重要なのがプレステージの左右に表示されている「コイン」と「パワー」です。


■「コイン」とは

黄色い〇アイコンがコイン

コインとは、そのまま「お金」の意味をもつ数値です。
一番最初に持っている手札10枚中、6枚がゴールド=1コインカード、残り4枚の中にパトロンによっては1コインと同等の効果を持つカードが含まれます。

このコインを入手することで、中央のタバート(中央のカード列)から、手持ちコインの限り好きなカードを購入できます。

カードの上部に描かれている、黄色い〇の中の数字がそのカードを手に入れるために消費するコイン、つまりコスト・価格です。しかし最初の手札のままでは、最大でも5コストのカードしか購入出来ません。そのため、次のような方法で1ターン中に入手できるコインを増やします。

・5コスト以内で2コイン以上の効果を持つカードを入手して手札にする
・「財務官」パトロンで1コインカードを2コインカードにしてもらう

・5コスト以内で2コイン以上の効果を持つカードを入手して手札にする

5コスト以内で2コイン以上の効果を持つカードを入手して手札にする

全てのパトロンがそうではありませんが、5コスト以内で2コイン以上の効果を持つパトロンのカードは少なくありません。

カードの左側に〇2や〇1、〇4と書かれているのが、
そのカードを手札から引いた時に得られるコイン

しかしこうした2コイン以上の効果を持つカードが見当たらないままだと、手札シャッフル後に引ける手札は最大でも5コストのままです。そんな時に役立つのが次の「パトロン:財務官」です。

・「財務官」パトロンで1コインカードを2コインカードにしてもらう


永久中立のパトロン「財務官」

財務官パトロンを使用すると、そのターンに持っている2コインと引き換えに、1コインカードを2コイン効果の「財務官カード」にしてくれます。2コイン効果となったカードも交換後すぐ使える訳ではなく、手札が1巡した後から手元の5枚に入る候補になります。

分かり辛いのでこちらも図解します。

このようになります。1コインカード1枚と引き換えに2コイン効果のカードが入手できるので、3ターン目以降に2コインカードをドローできる可能性が高まります。また1コインカードだけでなく、他の不要なカードも2コイン化できます。

財務官カード

こうして1ターンあたりのコインに融通が利くようになってきたら、ドローすることでプレステージに繋がる「パワー」のカードが揃えやすくなります。


■「パワー」とは

赤いひし形🔶マークがパワー

パワーを簡単に言えば、「ターン終了時にプレステージになる数字」であり、同時に「パワーとしての間だけ攻撃用に使える数字」です。

コイン16、プレステージ16、パワー21の図

例えばこの図の時、このままターンを終了すれば、パワー21はそのままの数字でプレステージに加算され、プレステージは37となります。

しかし、プレステージとしての入手量が減るとしても、パワーを消費したほうが良いタイミングがあります。

・敵の場にエージェントが出ている場合
・パワー消費のパトロンを使いたい場合


・敵の場にエージェントが出ている場合


場に出せば、次ターンも使える「エージェント」

エージェント(代理人)は、各々が「パトロンを象徴する効果を持っている代理人」です。
カード効果はそれぞれ異なっていますが、エージェント全員の共通点として、「使用することで場に配置される」「生存したままもう1度自分のターンを迎えるとその効果を再使用出来る」、つまり実質的に1ターンあたりの手札を6枚以上にすることができます。

リーチ、カラスのエージェント

エージェントのカード下部には耐久度が設定されています。画像で言えば、リーチのエージェントは「4」、カラスのエージェントは「2」と表記されてる部分です。敵の場に出ているエージェントの耐久度を削ることができるのがパワーなのです。

耐久度を0にされたエージェントは、こちらも画像で言えば、リーチのエージェントはそのまま消滅し、カラスのエージェントはクールダウンに入ります。この違いは「使い切りカード」の項目で後述します。

「挑発」持ちエージェント

エージェントをパワーで倒すかどうかはプレイヤーの任意です。しかし、下部の耐久度部分が青で表示されているエージェントは「挑発」という能力があります。

挑発持ちエージェントが敵の場に出ていると、ターン終了時に強制的に攻撃させられ、最大でその耐久値分のパワーを削られてしまいます。耐久度が0になった挑発持ちエージェントも、他エージェントと同じく場から退場します。


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・敵に挑発持ちエージェントがいない場合
プレステージ10、パワー10で自ターン終了
→プレステージ20になる
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・敵に耐久度4の挑発持ちエージェントが居る場合
プレステージ10、パワー10で自ターン終了
→敵エージェントがパワー4と引き換えに退場
→プレステージ16になる
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特に双方が40点を超えてからの勝負で勝敗を分ける存在になりがち。


・パワー消費のパトロンを使いたい場合

リーチのパトロンはパワー2と引き換えに+1枚ドローできる

ペリンやリーチなど、一部のパトロンは味方にするためにパワーを消費します。自分がパトロン勝ちを狙っている時や、逆に相手がパトロン勝ちするのを阻止するために、パトロンを使用して味方にするタイミングがあります。

また特にパトロン勝ちを狙っていない時でも、「あと1枚コインが引けたら6コストのカードが引ける→リーチのパトロンでカードを1枚引いて狙ってみる」など、パトロン活用で自分のターンをより有利に進められることもあります。


■手札に入らない使い切りカードもある

使い切りのカード=コントラクトアクション

コストを支払って入手しても手札に入らず、引いたそのターンに直接効果が表れるカードは「コントラクトアクション」と言います。

手札に入るカードとコントラクトアクションの見分け方は、カード説明からも判別がつけられますが、カードの上下、コスト周りや耐久周りに黄色の縁飾り装飾がある点でも見分けられます。

左・手札に入る通常カード(聖ペリン)
右・コントラクトのエージェントカード(聖ペリン)

コントラクトカードは、エージェントも含めてすぐにその場で効果が表れるカードです。パワーが入手できる、カードを+1枚引ける、エージェントならすぐその場に出せるなど、強力な効果が様々にありますが、手札に入る訳ではないので、この種類のカードばかり引いてしまうとジリ貧になります。

使用後のコントラクトカードはクールダウンに入らず、そのまま破棄されます。コントラクトのエージェントも同様に、倒されれば手札に入らず破棄されます。

リーチのコントラクトエージェントは倒されれば破棄、
カラスのエージェントは倒されればクールダウンに入り、手札に戻る


■ゲームの流れ(コンボ説明)

ToTスタート時(自分先行・プレイ済み)の画面

ここまでを踏まえて、より「勝つため」の手札の揃え方に必須なルール、「コンボ」を説明していきます。

何度か出てきた「クールダウン」や「手札」といった用語の配置を、実際の画面に当てはめたのが上の図です。

手札から5枚引き、引いたカードをプレイしてコインやパワーの効果を得て、ターン終了時にプレイしたカードやコインでタバートから買ったカードはクールダウンに入り、手札を全て引き終えるとクールダウンのカードが手札に戻り、シャッフルして再度5枚引く、この繰り返しです。

おさらい

おさらいになりますが、このままの繰り返しでは勝てません。そこで必要になるのが「特定のパトロンのカードを多く購入する」→「コンボを狙う」という手札の揃え方です。


ここでは例として、「聖ペリン」のカードを揃えていきます。

1巡後の手札に、ペリンのカードが3枚入る

これで12枚中、3枚のカードがペリンのカードになりました。

そして、次のドローで運よくこの3枚のペリンがドローできたとします。

ペリンのカードの効果説明

同じパトロンに属するカードには、引いた枚数に応じたコンボが繋げられるものがあります。

「コンボ2=同パトロンのカード2枚」、「コンボ3=同パトロンのカード3枚」が必要という意味で、これはカードを選ぶと説明も出てきますが、カード図柄の右側のアイコンから見分けられます。

カード右側にアイコンがないもの、つまりカードの左側にしかアイコンがないものは「プレイ効果」だけが得られます。

また、プレイする順番に関係なくコンボは発動します。例で言えば、先に「援軍」をプレイしてコイン2を得ても、後から「落とし格子」、「強化」を使えば、コンボ効果のパワー2、パワー1が順に入手できます。

ドローは基本的に5枚なので、+他のカードの効果もある

最終的にこのターンでは6パワーと5コインが手に入り、5コストのカードを新たに購入できつつ、ターン終了すれば6のプレステージが手に入ります。

更にペリンのカードを手札に増やしていけば、よりペリンのカードを1回にドローできる確率が高まります。

あわせて1コインカードを財務官で2コインのカードにしていけば、やがて同じペリンの3コンボを引いた時に2コイン×2が加わり、7コストのカードまで購入できる可能性も生まれます。

7コストのエージェント、「聖ペリンの騎士」

そして7コストのペリンのカードとして、このエージェントカードを購入して場に出せれば、耐久度が0にならない限りはずっとコイン+1、コンボでパワー+1のカードとして使い続けられます。

このようにその時のゲームそれぞれで異なる手札を作っていく、それで勝ちを狙っていくのがToTの面白さなんです!

もちろん、コンボはなるべく狙いたいものですが、1枚目だけで発動するプレイ効果が良いカードも多くあります。どのカードを引くべきか、敵に引かせないようにするか、あえて引かない方がいいか、という選択の緊張感も面白みです。

ToTを始めたばかりの頃はペリンや、カラスのカードを多めに揃えてみると、コンボの強みが分かりやすいと思われます。


■おわりに(おまけ)

ではここからはそれぞれのパトロンの説明、をするには字数が嵩み過ぎているので今回はここまでです。後日をお待ちください。画像は揃えているのでなるはや。

ところでよくもこれだけあるゲームのルールをあのチュートリアルで済まそうと思ったなって思いませんか? 

私は思いました。4600字超えたぞオイブラガスオイ。

ただ、ToTをやる前にこの記事を読んでも「情報量が多くてなんのこっちゃ」となるとは思います。むずかしいね。

ToTが良く出来てるなと思ったのは、そのなんのこっちゃなチュートリアルでも、「まあでも多分同じパトロンのカードを集めた方がいいんだろうな」とは直感的に分かるし、実際コンボに関してはその通りであり。

「分からないまま遊べる」「遊んでいくうちに理解できる、面白くなる」、これが両立する稀有なカードゲームだと今は思っています。

ともあれ、この記事が始めたばかりのToTプレイヤーさんのお役に立てれば、とっつきにくさの解消に繋がればと願うばかりです。




ここからはおまけです。

対人してると、たまに行動する前にやたら長考する人が居ますよね。私は嫌がらせかtwitterでも見てるのかな、と思ってたんですよ。

最近気づいたんですが、

残りどのカードがタバートに出てくるか、とか
敵のこれから引く手札の一覧とか

この辺の情報、タバートの伏せカードとか、相手の手札位置の伏せカードを選んだら見れたんですよね。長考して強い人ってこういう所見てたのか、と言う納得と、穿った見方しててすみませんでしたという反省がありました。

おわり。

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