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舞台おジャ魔女どれみを見て

2\23、初めて≠MEのライブに参加し、夜公演の後にサプライズで発表されたもの、それは『≠ME ACT LIVE「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」
』。
まだ、≠MEのファンになってから日が浅いものの推せるときに自分の好きなグループを推さないのは後悔する、行けるイベントは全て行こうと思い、とても楽しみにしていた。
おジャ魔女どれみ、とても有名な作品なので、勿論名前は知っていた。おジャ魔女カーニバルはとても有名な曲なので知ってる人も多いと思う。
舞台でおジャ魔女どれみの世界観を味わうならば、予習しておいた方がいいかもしれないと思い、本作品を見ることができるサブスクリプションに登録して全話完走を試みた
しかし、この作品を見る上で懸念点がいくつかあった。
一つ目は舞台でやる『おジャ魔女どれみ ドッカ〜ン!』は本作品の4期にあたり、これを全て見るということは全201話を見なければならないということ。思い立ったのは、公演の3週間前。1日におよそ10話は見なければならない計算だ。就活を終え、いくら暇でもこれを達成できるか自信は無かった
二つ目は、本作品の対象年齢が女児向けであるということ、過去にアニメオタクであった経験はあるが、この作品を楽しめるか、これも自信はなかった。

しかし、見始めた瞬間これらの不安はすごい勢いで消し飛んでいった。

めちゃくちゃ面白いじゃないか。実際は倍速(U-NEXTなので1.8倍速)で見たのだが、内容も分かりやすく、物語の展開も面白い。見習い試験やハナちゃんの健康診断など物語が進行していく上での分かりやすい指針があり、どれみちゃん達以外の出てくるキャラクターもとても個性的で、その仲間たちと過ごすことでどれみちゃんたちが成長していくのが目に見えてわかる。
見始めたときは、まだ20話か、まだ30話かと思っていたが、1期、2期と見る事に終わるのが寂しくなっていた
結局、公演の2日前には以下のアニメ全作を見終わってしまった笑
・おジャ魔女どれみ(全51話)
・おジャ魔女どれみ♯(全49話)
・も〜っと! おジャ魔女どれみ(全50話)
・おジャ魔女どれみドッカ〜ン!(全51話)
・おジャ魔女どれみナ・イ・ショ(OVA全13話)
・映画 おジャ魔女どれみ♯
・も〜っと! おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ
・魔女見習いをさがして

ちなみに、1番好きなキャラクターはおんぷちゃんである

「魔女見習いをさがして」内で、女の子が「男子ってみんなおんぷちゃん好きですよね〜」って言っててドキッとしました笑

舞台を見ての感想

コロンチームを5/15(昼、初回),5/22(夜、千秋楽)
ジュエリーチームを5/18(夜)に見に行った
当初はコロンチームのみ見る予定だったが、コロンチームの初回公演を見て、ジュエリーチームを見なかったら後悔すると思って、当日券をとり、見に行った。

実際に舞台をみて、本当に驚いた。予想の何倍も良かったからだ。ノイミーメンバーが本当に稽古をして作品をリスペクトし、メンバー自身の色を残しながらも役に入り込んでいて、”ノイミー”のおジャ魔女どれみがそこにあった。
公演前のノイステで春風どれみ役の千葉千恵巳さんが、どれみちゃんをどのように演じたらいいか聞いた冨田菜々風さんに対して
「モノマネをするんじゃなくて、自分のどれみちゃんを演じて欲しい」
と言っていたがまさにその通りに体現されていた。
自分の色を消してどれみちゃんたちを演じても、それはノイミーの舞台ではない、彼女ららしさが存分に現れていて、満足度がとても高かった。

自分の中で特に驚いたメンバーがいた
1人目は蟹沢萌子さんである。驚いた点は、蟹沢さんの演技力の高さである。普段の印象とは全く違っていて、影ナレの時点で、え?ってびっくりしたくらいどれみちゃんだった。仕草の一つ一つが今まで見てきたどれみちゃんで、さらに演技力が相乗的に組み合わさり、登場から一気に空気を変えていた。何度見ても飽きないだろうと思えた。

2人目と3人目は同時に、これは藤原はづき役の櫻井ももさんと菅波美玲さんである。
声が特徴的なはづきちゃん役を完璧に演じていて、慎ましやかだけど、所々出るはづきちゃんの癖のある感じを再現していて、本当に可愛く演じていたのは終始感心しながら見ていた。

勿論、他のメンバーもとても凄かった
冨田さんらしさがとても滲み出ていたどれみちゃんは見ていて楽しかったし、落合さん、河口さんの演じる飛鳥ももこは帰国子女で演じるのが難しかったと思うが、違和感なく演じていたと思う。ハナちゃん役の尾木さんとみるてん、2人らしさが出ていてハナちゃんらしい天真爛漫な可愛さが見えてとても可愛かった、特に尾木さんは細かいハナちゃんの仕草までこだわっているのが見えてニヤッとしてしまった。妹尾あいこ役の川中子さんと永田さん、2人とも関西弁の役などやったことないだろうが、あいこちゃんらしさを表現しつつ、時折見せる関西人らしいギャグにクスッとさせられた。
最後に瀬川おんぷ役の鈴木さんと谷崎さん、この2人も凄かった、途中でソロ歌唱のシーンがあるのだが、アニメ同様、チャイドルモードのおんぷちゃんのように、歌で一気に会場の空気を変えていた、ずっと心の中で、「うわあ、おんぷちゃんや、おんぷちゃんすげえ」って思ってた

勿論、原作を知らなくても今回の公演は楽しめると思うが、予習した分さらに楽しめたと思う。
また、2部のライブパートでおジャ魔女カーニバルが来た瞬間がいちばん興奮した、密かにやってくれないかなあって期待していた分、それが叶い1番嬉しかった。
また、3周年では見ることの出来なかった、なんかちゃんとももきゅんの君の音だったんだのパートは初めて聞いたが鳥肌が立つ程だった

このnoteを読んでくれた人で、アニメを見ずに舞台を見に行った人も少なくないと思う。そこで僕なりに少しシーンの解説をしたいと思う。

個人的解説

・そもそも、どれみちゃん、はづきちゃん、あいこちゃん、ももこちゃんは人間で、ハナちゃんは魔女の赤ちゃんである。
どれみちゃんは魔女ガエルにしてしまったマジョリカを魔女に戻すために*1、魔女見習いに、他の4人は各々の願いを叶えるために魔女見習いになった。ちなみに、ハナちゃんは呪文を唱えなくても魔法を使えるが、かっこいいからという理由でどれみたち同様呪文を唱えている。

・舞台冒頭の映像でラブシュプリームという花を入手するために、どれみたちが奮闘するシーンがあるが、も〜っと! おジャ魔女どれみの最終盤におけるシーンであり、どれみたちのハナちゃんに対する思いの強さがとてもよく分かるシーンであり、このシリーズの中で個人的に最も好きなシーンで涙なしには見ることが出来ないので、是非見て欲しい。

・舞台の最初で、ハナちゃんがおんぷちゃんに代わって写真集を取りに行ったとあるが、これは疲れ切っているおんぷちゃんが寝てるうちに、ハナちゃんがおんぷちゃんに変身して勝手におんぷちゃんのグラビア撮影を行ったというエピソードから(おジャ魔女どれみドッカ〜ン!5話、「素顔のおんぷ」より)

・あいこちゃんがお父さんとお母さん、3人での食事にこだわっている理由は、お父さんとお母さんが、仕事を理由に離婚してしまい、あいこちゃんがお父さんと住んでいるため、お母さんと滅多に会うことが出来ないからである。元々、あいこちゃんが魔女見習いになったのは、お父さんとお母さんに再婚してもらいたいからであり、これが進展してくのもおジャ魔女シリーズでは重要なエピソードであり、当初はお母さんの消息すらあいこちゃんは知らなかったが、会えるところまで来たのはかなり進展したからである。(関連エピソード多数)

・舞台後半、ベス*2が玉木をメアリーと間違えるシーンがあるが、メアリーはももこがアメリカにいたころのベスとの共通のクラスメイトで、玉木と同じような性格(負けず嫌い、目立ちたがり屋、高飛車)である子と似ていることからである。(も〜っと! おジャ魔女どれみ14話「波乱のハッピーバースデー」よりほか多数話)

*1 魔女は人間にその姿を見破られると魔女蛙になってしまう。その状態を治すには見破られた本人に魔女になってもらい魔法で直してもらうしか方法はない。

*2 ベスはももこがニューヨークにいたときの親友

とりあえず思いつく限りではこれくらいであろうか、またもし分からないことがあったら説明するので、是非自分に聞いて欲しい。

終わりに

そして、千秋楽公演の最後に発表された4thシングルはアニメタイアップ曲。おジャ魔女どれみという作品の舞台を完走して与えられた次のステップにはふさわしいのではないだろうか。発表された際に、よほど嬉しかったのかももきゅんがへんてこなダンスを踊っていたり、美玲ちゃんと尾木ちゃんがすごい勢いで抱き合っていた光景はとても微笑ましかった。個人的もまた新しい≠MEの曲が聴けることやお話会で推しメンである永田詩央里ちゃんに会えると思うとわくわくが止まらない。以上、長文になってしまったが読んで頂きありがとうございます。拙い文章ですいません。また書きます。

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