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終わり良ければ総て良し その9   言う割に現場のレベルが低いぞ!

僕はあるクライアントのあるミッションのために全国を回った。
医療に関するテーマを抱えた課題解決のためだった。

ある県で、看護協会が厚労省の求める見解よりも以上に厳しい基準を示してきて厄介だった。

なぜそれほど厳しくするのか理解不能。
自分たちの首を絞めることがわからないのだろうか?と思った。

そのミッションが一通り終わり、僕は皮肉なことにその件で倒れ救急搬送されてしまった。

さて、異常なほど厳しい看護協会が牛耳る県の看護能力はいかがなものか?

僕は多くの医療機関、医療法人のコンサルタントも務めてきたが、入院した病院の看護スタッフほどの質の悪い看護は初めて見た。

僕は現場主義のコンサルティングをするので、必ず現場を「観察」する。
だから、「質」は肌で感じて理解している。

まさか、患者として味合うとは思わなかったが、入院は初めてではなかったし、比較対象は何カ所かあった。

しかし、最も低いばかりでなく、ダントツで低かった。

いや、もはや、厚労省へ報告すべきか悩むレベルくらいひどかったのだ。

協会側は、こうした現実を知った上で、理不尽な「高飛車な態度」を取り続けたのだろうか?

あれでは笑われる。

僕はただここで不満を述べているのではなく、当該医療機関には改善を促しているんだよ。

改善が認められなければ次の段階へ進むけど、問題は地方によっては、住民の選択肢を減らす結果にはできないということ。

単純に、質が悪くて、改善が見られないからつぶしてしまえ、というわけにはいかないんだな。

そこが難しい。

だから、地域住民のためにも、職業倫理をしっかりと見直して、自己改革を図ってほしいと願うばかりなんだ。

あんなレベルの看護体制の下で看取られるお年寄りは気の毒としか言えないからね。
普通の看護でいいんだ。普通で。
別に最高を求めているわけではないんだよ。

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