百術は一誠に如かず 雑感 20220612 沈黙は金
商社マンから社会人生活がスタートした僕は、話題を切らすことを「恐怖」に感じる習性が身についてしまった。
その後も、話し始めれば、90分は話し続けるのが当たり前の生活だったし。
だけど、「沈黙は金なり」という金言はだてにできたわけではないと今日悟った。
遅いよな。
「黙る」というのもテクニックなんだよ。
そういえば、僕らは「間」という言葉で、そのテクニックを使っていた。
なぜ、私生活で、「間」を使えなかったのだろうか?
僕は、話し続けなければ、相手を退屈させてしまうとばかり思っていた。
だけど、話し続けていたら、相手は「置いて行かれた」と感じていたらしいことが分かった。
えっ。
黙ってもいいんだ。
そう、相手に考えさせたり、口を挟ませる機会を与えることも大切だったんだ。
それに今頃気づいた。
まあ、生きているうちに気づいたから良かったのかな。
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