影響を受けた人 その7 最初の勤務先の社長
大学を卒業して最初に勤めた会社。
厳密に言うと、僕は父のコネ入社だったから、大学を卒業する前に強制執行で入社させられた(笑)
1月21日入社。
卒業式の日も仕事をしていた。
「式」は嫌いだし、愛校心はないし、校歌も知らないし・・・。
入学式で「国歌斉唱」で起立しなかったし。
別に左寄りということではなく、右寄りではないというのと、みんなで同じことをするというのがすごく嫌だっただけ。
とにかく、大学4年の1月から渋谷の商社で理系の商社マンとして働いていました。
社長が父の知人で、同じ苗字ということもあり、同行したがるのはいいとしても、行く先々で親子に間違えられるのは嫌だったな。
「いい後継ぎができましたね」なんて言われると、社長は否定しないでニコニコしているんだからゾッとした。
でも、仕事には厳しかったよ。
客先では「敷地内にいる人は、全員お客様だと思え!」とか、名刺の渡し方が悪い、人の名前を間違えるな!とか。
何かあると「お父さんから預かった以上、私には責任がある!」って。
それ知らない話。
僕は会社訪問だと思って行ったら、入社が決まっていたという地獄みたいな展開だったじゃん!
まして文系で、大学も数えられるくらいしか出席せていないのに、奇跡的に卒業できることになった僕。(父の寄付が効果があったのでは、と母は言う)
それが、当時は理系も理系、最先端の「光半導体」の開発営業。
なにそれ?
就職試験に落ちまくっていたし、直前に保育所からずっと仲が良かった幼馴染を心筋梗塞で亡くして落ち込んでいた僕は、少々自暴自棄になっていたから「どうでもいいか、就職できれば」と思ってしまったし、当時の大卒初任給より、その会社から提示された額は3万円も高かったから、金に目がくらんだ。
その社長とはその後いろいろあったんだ。
正直言って大嫌い。
でも恐ろしいもので、いまだに、その会社で躾けられたことが、僕のビジネスマンとしての基礎になっていることは否めない。
最初の職場、最初の上司って大切だね。
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