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影響を受けた人 その8                   大企業の社長

新聞記者時代、企業経営者と会うことが多かった。

そこで感じたことは、大企業の経営者ほど物腰が柔らかいということ。

零細企業の社長が一番たちが悪い。

普通は逆のような気がするが、実際に会ってみると、一部上場企業の社長などの方が、腰が低く丁寧な対応をしてくれた。

だから、粉飾決算で実刑を受けたH氏のように、東大中退をひけらかして威張り散らすような人は2流だと思うのだ。

一流な実業人は、もっと洗練されている。

大企業でも、課長や部長クラスは威張り散らしている人は多い。

でも、役員、社長クラスになると、神対応。別格だと思った。

ある、超有名企業の専務と、移動中の車中で取材をさせてもらったことがあるが、メモを取る僕に「揺れてメモが取りづらくないですか?」とか、すごく細やかな気遣いをしてくれた。
世界的な企業のナンバー2に君臨する人だ。

話も上手で、あっという間に駅に着いてしまって、「また是非、本社へ遊びに来てください」と笑顔で握手して別れた。

世界レベルの対応だったよ。

こういう大きな器になりたいと思ったね。

僕は元来、調子に乗りやすい人間だから、会社を作ってからも、「社長」とは呼ばせなかった。勘違いしたくなかったから。

天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず。

天って何?はともかくとしてね。

人間謙虚が大事だと、大企業のトップクラスの人から学びました。

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