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6月末の2日間は、和歌山県の秋葉山県民水泳場にて競技役員のお手伝い🥳

毎度の事ながら、学生のレースからだけではないが、レースから学ぶべきところがとてつもなく多い!

競技役員の控え室での一コマ
先輩というには烏滸がましい(おこがましい)ぐらいの、諸先輩方との会話で日本記録についての話になった。

背泳ぎの日本記録が、先日引退した入江くんの2009年の記録がいまだに破られていない。ちなみに世界記録は、2022年に更新されている。
これが日本の水泳界・スイミング業界の現状なんだど僕は強く思う。
長水路日本記録(2024/6/30現在)
https://swim.or.jp/assets/files/pdf/pages/swim/record/national/20230409m_lc_nr.pdf
長水路世界記録
https://swim.or.jp/assets/files/pdf/pages/swim/record/world/20221204m_lc_wr.pdf

僕は20年以上スイミングで勤務して、今はパーソナルを中心に指導の現場で活動しているが、背泳ぎを専門にしている選手以外は、本当に背泳ぎのキックが遅い。

独立してから、パーソナルレッスン指導をしていて、進級基準も関係なくレッスンすることが普通になり、最短のレールで泳法指導を心がけている。
今日本競泳界が弱くなっている、背泳ぎのキックを多用して指導していくと、個人差は多少あるがビート板のキックが必要なぐらい、キック力で進むクロールが可能になる。
尚且つ、メリットも多い。

メリット①
腹筋の関与率の高い背泳ぎキックを多用することで、不安定な場所でも体幹を安定させてキックをするクセが無意識についてくる。
メリット②
背泳ぎで、膝を水面からできるだけ出さないように指導することで、膝曲がりキックが抑制される
メリット③
ビート板キックで前呼吸をしていた人に、クロールを教えるタイミングで急に横呼吸を指導する難しさを軽減できる。
背泳ぎの気をつけキックから、回転させることを覚えると、自然にクロールの呼吸に近づき、尚且つ呼吸時に前呼吸をするリスクが減る。

このようなことを踏まえて、背泳ぎキックをジュニア世代からしっかりと叩き込み泳力のレベルアップを、日本の水泳界で真剣に取り組むべきだと、心の底から思った2日間でした!

さぁ、背泳ぎのキックいっぱいさせよう!

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