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「ハイクラスパック」はプレイヤー向けなのか?

YES。

こんにちは。ちゅうとくんです。

ハイクラスパック「シャイニートレジャーex」が発売しましたね。
シャイニートレジャーexは今年ポケカバトルで活躍したカードが一挙再収録されたお祭りパックなのですが、お祭りにしてはちょっと盛り上がりが足りない気がします。めちゃくちゃ優秀なパックだと思うんですけどね…

ということでこの記事ではシャイニートレジャーexも含めた「ハイクラスパック」の特徴を語ります。

そもそも再録がありがたい

ハイクラスパック最大の特徴は190近い収録カードのほとんどが既存の商品からの再収録、いわゆる再録であることです。

めちゃくちゃ当たり前のことを言うのですが、再録のありがたいポイントは「流通量が増えること」です。モノというのはだいたい需要と供給で価格が決まるので、再録で供給が増えることでカードの値段が下がります。

ネストボールが500円くらいした時期があると思うのですが、ハイクラスパックを含めて色んな商品で再録されたことで1枚280円に……高いな。ネストボールはデッキの数だけ必要なカードなのでハイクラスパックを機に新しくデッキを作りたくなった人の需要も高まり、あんまり値段は落ちないようですね。

ではみなさん、このカードは知っていますか?

ボスの指令(サカキ)です。ソード&シールドシリーズの「反逆クラッシュ」で収録されたカードですが、収録当初は2000円台でした。

2000円!?

今、30~80円くらいなんですけど、再録される前はめちゃくちゃ高かったんです。

ハイクラスパックでの再録直後に買った時のツイート。ザシアンVもクロバットVも再録前は1000円とか2000円とかして「憧れのカード」みたいな感じでした。今で言うミライドンexやイキリンコexみたいな立ち位置のカードです。

こんな感じで、ハイクラスパックで再録してくれるおかげで強力なカードが手に入りやすくなりデッキも組みやすくなるわけです。

でもさ…

今年ってあんまりそういう強くて高いカードってなくない?

そう、そうなんだよな

そうなんですよ。毎年それなりに強さ故に高額になってるカードってあったんですけど、今年はあんまりない。

なぜか?

僕の推測としては、今年は「プレイヤー需要を大きく上回ってパックが開封され、カードが流通した」年だったからだと思っています。
ポケモンカード、年々話題が大きくなりコレクター市場や非プレイヤー(オブラート)市場も盛り上がっています。欲しいカードや人気のカードを求めて色々な人がポケモンカードを買うようになった結果、再録される前からパックの再生産が何度も行われ、初動でちょっと高かったカードも今はほとんど1枚500円以内で買えるようになっています。

僕も今欲しいポケモンexって(古代未来組と)ミュウexとサンダーexくらいなんですが、どちらもデッキに入れたくなったら迷わず買えるくらいの値段ではあります。

じゃあ、なぜ再録する必要があるのか?

答えは単純で、「これからプレイヤーになる人のため」だと思います。もちろん今カードが集めにくいと思っているプレイヤーのためでもあります。

今からポケモンカードを始めてみたいという人や新しくデッキを作りたいという人にとって、カードは安ければ安いほど嬉しいと思います。友達とかにも勧めやすいと思う。

僕がハイクラスパックを機にカードを集め始めてハイクラスパックを機に新しくデッキを組んだ経験がある人間だからひいきしているのかもしれない。でもこれは本当なんじゃないかな〜

来年以降もポケモンカードで遊びたい人が増えていくと、今ある強いカードの需要はどんどん上がっていきます。公式としては新しいパックをどんどん売りたいでしょうし、それを大量に生産していこうと思っているはずなので「バイオレットex」も「スノーハザード」も「151」も再生産して…というのはちょっと厳しい。だからそれぞれを再生産するのではなくて強いカードをまとめて収録した再録パックを作っているんだと思います。

ちなみに、例えば「クレイバースト」に入っていた絵柄のナンジャモSRとかは再録されないわけですが、これは別に良いんです。
バトルで「ナンジャモ」を使いたければ光ってないやつを使えば良い。どうしてもあの絵柄のを使いたいならそれはオプションみたいなものなので安くしてあげる必要は無い。そういう話ですね。多分。

お祭り要素

ハイクラスパックがお祭りパックである所以って、(今年のパックの剥かれ方はイレギュラー寄りで)本来は今年1年の強いカードをまとめて収録!高かった強力カードもまとめて手に入っちゃうぞSPみたいなところだと思う、思います。

じゃあ、今年のカード全部持ってるわい!って人はハイクラスパックを買わなくても良いのか?みたいな話もあるんですが(買わなくていいと思いますが)、一応そういう層のためにイラスト違いのポケモンexや色違い、新規SR、少しだけ新規カードなどが入っているわけです。その辺もお祭り要素の1つですね。

公式の開封動画では1BOX開けてSSRが1枚、Sが2枚とARが1枚出てました。もしかしたらS3枚がデフォでARはその枠を食って出るレア枠なのかも。普通のパックでもAR箱3だし過去のハイクラスパックはSやCHR、ARが箱3だったりしたのでSが2枚なの絞られてるな〜みたいな反応もありました。確かに。

ただ、それをもってハイクラスパックのお祭り感が失われる訳ではないよな〜
まあ、プレイヤーと言っても全員がポケカバーサーカーな訳ではなくて多くの人がキャラとしてポケモン好きだから、SやARみたいなカードも好きだし期待しちゃうってことなんでしょうね。僕も色違い当たったら嬉しいですし。

ハイクラスパックを開ける皆さんへ

このパックはアドを取るためのパックじゃないです。
というかそもそも箱を開けて期待値プラスになることってレアケースなので、普通にアドとか気にせず開けましょう。
ハイレア自引きしたいも良し、使ってみたかったカードを狙うも良し、何が出るかワクワクしながら開けるも良し、今年1年を振り返りながら開けるも良し。

まとめ

・ハイクラスパックは再録により強力カードの値段を下げるのが良い点
・今年は再録前から高いカードがあまり無かったけど、それでもこれから始める人たちのために再録は大事
・カードが揃ってる人は実はあまり開ける必要ないけど開けるなら楽しく開けよう


おまけ

ジェットエネルギー、再録されませんでしたね。めちゃくちゃ驚いてます。アレって絶対強いカードのつもりでデザインされてたと思ってたのに。

これも僕の推測なのですが、こういうパックに収録されるカードってかなり前から検討されていて実際の競技環境はほとんど考慮に入ってないんじゃないかと思ってます。2021年はビクティニVMAXの鮮烈なデビューから幕を開けたのに再録されなかったし。
開発チームの中である程度「こうなる」という予定を立ててカードデザインをして、まあ言うても3年分のカードプールなので予想外の噛み合いで活躍みたいなことはめったに起こらない。だから事前に予定していた「活躍させるつもりで刷ったカード」が活躍して、それが収録される。
あと傾向として強くても初心者に扱いづらいタイプの(グッズロック系やコントロール寄りの)カードもちょっと再録されにくい雰囲気を感じてる。雰囲気。

いや、ジェットエネルギーは絶対活躍させるつもりで刷ってるだろうし色んなデッキの動きを支えてくれる使いやすいカードなんだが…
一応、毎年1月頃にプレミアムトレーナーボックスという形でデッキでよく使うカードをまとめて収録した商品が発売して、そこではハイクラスパックに入らなかったカードが入ることもあるのでそこにワンチャンあるかもね、ということで。

おまけ②

1パック買ったので開けます。祭りだ祭りだ

前半からキラカード出てくるのテンション上がるな
エレキジェネレーターのミラー仕様もちょっと嬉しい。
exはオンバーンが出ました。
そして、SRのネモ!絵が上手い。
さらに2枚目のエレキジェネレーターやボウルタウンも。この辺のバトルに役立つカードは何枚あってもいいですからね。

SR当たっちゃいました。嬉しいね。ボタンとペパーのSRが家にあった気がするから並べて飾るのも良いかも。

ということで今回の記事はここまでです。
皆さんもシャイニートレジャーexを機にポケカのコレクションをしてみたり新しいデッキを組んでみたりしてはいかがでしょうか。ではでは。

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