【ポケカ】チャンピオンズリーグ2023横浜を、見よう!

こんにちは。ちゅうとくん(@tyuto_aotori)です。

ポケモンカードゲームのチャンピオンシップシリーズ2023が始まりましたね。
6月の日本一決定戦、PJCS以来の国内の大型大会が来る9/17,18日に開催され(なんと、2日間開催)競技シーンもますます盛り上がることでしょう。
そんなわけでその大型公式大会、「チャンピオンズリーグ2023横浜」を見よう!というお話をしていきます。見るだけで良いです。

公式配信についてはこちらのページからチェックしてね

チャンピオンズリーグってなんだよ(再掲)

(2022愛知の時に書いた記事からそのまま持ってきてます、他の項でも流用あります、すまん)

そもそも、チャンピオンズリーグって何?って感じだと思うのでポケカの公式大会について軽く説明します。YouTubeでもこういうのの解説してる方がいるのでそっち探してもらっても大丈夫です。僕はあんまりガチガチの競技勢じゃないので間違いがあるかも

ポケカの公式大会は大きい順に
PJCS(ポケモンジャパンチャンピオンシップス)
チャンピオンズリーグ
シティリーグ
トレーナーズリーグ があります
(他、ジムバトル等の対戦イベントがありますが、世界大会(WCS)の権利に関わるのは上4つだけだったかなと思います)

シティリーグ(中型?)とトレーナーズリーグ(小型?)は勝つとポイントが取得できてその年間上位が権利を獲得します(たぶん)
チャンピオンズリーグ(今回あるやつ)はポイントが貰える大会ではなく上位に入賞すると権利が得られます。
PJCSも上位入賞者に権利が与えられ、日本一を決める大会という立ち位置でもあります。

まあ色々書きましたがチャンピオンズリーグ(以下CLと表記します)はとにかくデカい大会なんで配信もあるし色んな試合が見れて楽しい!ということを伝えたいだけです。

ここに注目しよう

ポケモンカード、なんも知らない状態から見るとどっちが勝ってるか分からないと思うのでどこを見れば試合の流れが分かりやすくなるかを説明したいと思います

①サイド

ポケカの勝利条件は、「サイド」と呼ばれる6枚のカードを取りきること(山札を番の初めに引けなくなったり、場からポケモンが1匹も居なくなったりしても負け)です。サイドは相手のポケモンを倒す(「きぜつ」させる)ことで、倒した側が取る事ができます。
つまり、多くの場合はサイドの残り枚数が少ない方のプレイヤーがリードしているということになりますね。

倒した時に取れるサイドの枚数はポケモンによって異なり、CL横浜で使えるポケモンはサイド1,2,3が存在します。

サイド1…ポケモン(「ルールを持つポケモン」をのぞく)と、かがやくポケモン、(あんまり見ないですが、めずらしい化石・なぞの化石)
俗に非エク、非V、非ルールなどと呼ばれるのがサイド1枚のポケモンです。Vってついてない普通のカードがだいたいこれです。
かがやくポケモンはデッキに1枚しか入れられないという特別なルールを持つポケモンのカードで、その分強力なワザや特性を持っています。
サイド1のポケモンの主な役割は特性による展開・補助ですが、倒されてもサイドの進みが遅いことを活かしてサイド1のポケモンで戦うデッキも強力です。

サイド2…ポケモンV(狭義)、ポケモンVSTAR
ポケモンV、VSTARは倒された時に取られるサイドが2枚になるというルールを持つポケモンで、たねポケモン(手札などからすぐに場に出せる進化の最初の段階)のポケモンVに重ねて進化することでVSTARを使えます。進化するとHPが大きく、ワザも強くなります。たねのVはHP170~220くらいが多い、VSTARは260~280くらい。
ポケモンVSTARは「VSTARパワー」と呼ばれるゲーム中1度だけ使える超強力なワザまたは特性を持っています。一撃で倒されにくく(倒せることもある)、ワザのダメージも高いためデッキのメインアタッカーになることが多いです。

サイド3…ポケモンVMAX、ポケモンV-UNION
サイドを3枚取られるルールを持つポケモンには、ポケモンVから進化して使うVMAXと、トラッシュにある同名別種4枚のカードを組み合わせて出すV-UNIONがいます。だいたいHP300~340くらい。
最新のVSTARのコスパが高いためやや使用率は下がっていますが、特色あるVMAXは未だに強力なのでデッキのメインになることもあります。V-UNIONはミュウツーV-UNIONが中打点を寄せ付けない耐久デッキとして一時期使われましたが今の環境や日本の時間制限には合っていない…のかな?

という感じで様々なカードを組み合わせたデッキ構築がされているのでサイドの取り方・取らせ方も2-2-2(はやい。うれしい。)みたいなものや2-3-3(実質8で要求が6より高い)みたいなものがあります。
サイドが残り1枚なのにバトル場にHP340のポケモンVMAXがいると倒すための要求が高いので大変、って感じですね。

②ベンチポケモンを倒す

ポケモンカード、なんとバトル場に厄介なポケモンがいる時には違うポケモンを倒す手段があります。
それが、「相手のベンチポケモンをバトルポケモンと入れ替える」という効果です。

最も安定的に呼び出しができるのはサポート「ボスの指令」で、ベンチポケモンを選んで入れ替えさせることができるサポートのカード(サポートは自分の番に1回しか使えない)です。
他のサポートのカードで「セレナ」が最新弾で収録されました。呼び出せる対象がポケモンV(VSTARやVMAXも含む)のみになりますが、カードを引く効果と選択して使える1枚になっています。

グッズ(自分の番に何回でも使える)を積極的に手札に加えやすいデッキでは「クロススイッチャー」の採用も見られます。こちらは2枚同時にしか使えないグッズで、呼び出した後に自分の入れ替えもできる強力なカードです。
グッズ「あなぬけのひも」は相手がバトル場に出すポケモンを選べませんがとりあえずバトル場を別のポケモンにしたい時に1枚で解決出来るカードです。

ベンチを呼び出す効果は非常に強力で、その場面でいちばん倒したいポケモンや倒しやすいポケモンに的確にダメージを与えられ、試合のカギを握っています。本当にどうしようもない時に攻撃に参加しないポケモンを呼び出して時間を稼ぐみたいな使い方もあります。

また、呼び出さずにベンチポケモンにダメージを与えられるワザを使えるポケモンもいます。代表的なのがかがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」やれんげきウーラオスVMAXの「キョダイレンゲキ」。綺麗に通されると非常にツラい思いをするデッキも多く、対策カードのマナフィが入っていることもあります。

③逆転のカード

さて、このゲーム先攻を取ったら2ターン目にはたねのポケモンVを倒せるダメージが出るポケモンがいます。そんなポケモンがボスの指令を使って相手の育ててる途中のVを倒し続けたら、4ターン目に試合が終わっちゃいますよね。まあ終わることもあります。あるんですが、そんな状況を切り返すためのカードも、あります。

サポート「ツツジ」は相手の残りサイドが3枚以下の時にだけ使えて、お互い手札を山札に戻して自分は6枚、相手は2枚になるように引き直します。…2枚!? ポケモンカードって進化したりエネルギー貼ったり色々しないと攻撃が始まらないんで手札2枚ってめっちゃ少ないんですよ(比較対象として、初手が7枚だし、最も汎用的なドローサポート「博士の研究」を使うと手札をすべてトラッシュして新たに7枚引けるというくらい多い)
(アタッカーを倒しつつ)これを使って相手が動けないターンを作ることで逆転を目指します。
また、サポート「マリィ」も、いつでも使えておたがい手札を山札の下に送ったあと自分は5枚、相手は4枚引くというカードで、序盤はこれを使って妨害することもあります。

スタジアム「頂への雪道」も強力で、おたがいの「ルールを持つポケモン」(ポケモンVやかがやくポケモン)の特性をすべて無くします。これを場に出してツツジを撃てば特性による復帰も阻害できます。

この他に、サイドの数に応じてダメージが上がるポケモンや、取られたサイドの枚数ぶんワザに必要なエネルギーが減るポケモンなどもいます。

よく見そうなデッキ

これは…競技プレイヤーのYouTubeの動画とか見ると良いと思います。
現環境の立ち位置とか構築のトレンドとか細かい部分は分からないのでふんわりとした説明だけします。

カードのリンク貼るの面倒なので知りたい人はこちらから検索してみてね

〇「うらこうさく」軸
瀕出なので単体で解説します。特性「うらこうさく」のジメレオン、インテレオンを使ったデッキで、これらを進化させることで状況に応じた好きなトレーナーズ(平たく言うとポケモンとエネルギー以外の展開用のカード)を山札から持ってくることができます。メッソンを複数並べて次の番以降に複数のジメレオンに進化させ、欲しいカードを使うことで理想的で確実なゲームメイクをできるのが魅力です。
ちなみにうらこうさくのインテレオンはワザを使って削りを入れる役割になることもありますし、分岐として特性「クイックシューター」のインテレオンを採用すると毎ターン相手に少しずつダメージを与えることができます。
(特性というのは常在で働く効果と使いますと宣言して使う効果の2パターンがあります。うらこうさくやクイックシューターは後者ですね。)

①オリジンパルキアVSTAR
ベンチを展開することで少ないエネルギーで高いダメージを出せるオリジンパルキアVSTARがメインとなっており、うらこうさく軸でやりたい動きを通しやすいデッキです。エネルギーカードをトラッシュして山札を2枚引ける特性を持つかがやくゲッコウガも採用され手札が途切れにくい上、トラッシュしたエネルギーはパルキアのVSTARパワーで1度だけ、3枚を水ポケモンに好きなようにつけることができます。これのおかげでインテレオンやゲッコウガが攻撃に参加しやすく、戦術の幅が非常に多彩なデッキと言えますね。

②ギラティナVSTAR
ゲーム中再利用のできない「ロストゾーン」をテーマとしたカードで、2種類のエネルギー要求や、エネルギーロストのデメリットと引き換えに脅威の280ダメージで現在存在する全てのVSTARに対して(何もしなければ)ワンパンをできるポテンシャルを持っています。
ロストゾーンの枚数を増やしてグッズ「ミラージュゲート」でエネルギーをつける型では、10枚溜めるとVSTARパワーのワザで相手を問答無用できぜつさせることができる他、ウッウやヤミラミなどサイド1枚の強力なポケモンを活用しやすいです。
もう1つ、アルセウスVSTARと組み合わせる型もあり、こちらはアルセウスのVSTARパワーで好きなカードを2枚手札に加えられるため序盤の展開がしやすく、アルセウスのワザでギラティナの難しいエネルギー供給を解決することもできるようです。

③アルセウスVSTAR系統
上にも書きましたがアルセウスVSTARはカードサーチやエネルギー供給など展開力に優れており、自身が無色のポケモンなので色々なポケモンと組み合わせられます。相方として高火力のギラティナVSTARや、パルキアの弱点を突きつつたね主体のデッキを詰ませうるそらをとぶピカチュウVMAXなどがあります。
また、アルセウスVSTARの相方としてアルセウスVSTARを使い、展開をうらこうさく軸にすることで高い耐久力と安定したゲームメイクを両立させるデッキタイプもあります。(ダメージを受けたアルセウスを手札に戻せるカードや弱点を消せるカードがあるので特に耐久力が高い)

④ヒスイゾロアークVSTAR
無色2個の少ないエネルギーで、ダメージを負っている自分のポケモンの数(最大6)×50ダメージを出せる非常にスピード感のあるゾロアークのデッキですが、最新弾で登場した強力な「Vガードエネルギー」を組み込みやすく、その効果でダメージを軽減しつつ戦うことができます。後攻になってしまった際に相手に好き放題させない戦術を持っているのも見所です。

⑤レジギガス
盤面にレジアイス、スチル、ロック、エレキ、ドラゴを揃えることでトラッシュのエネルギー3枚を1匹につけ直せる強力な特性を持つレジギガスのデッキで、すべて非Vのサイド1枚のポケモンで固められていることからサイドの取り合いで優位に立つチャンスを持っています。様々なタイプがいるので相手に応じたアタッカーを使え、弱点を突いて一撃で倒せれば2-1交換になるので強力です。その分安定感に課題を抱えていましたが、ギフトエネルギーやセレナなどの新カードによる強化が注目されています。

⑥ロストバレット
レジと同様サイド1枚のポケモンを中心にしたデッキで、ギラティナVSTARのデッキで触れたロストゾーンのギミックを活用したデッキになっています。
基本的にはキュワワーの特性を使ってロストゾーンの枚数を増やして、ウッウやヤミラミ、かがやくリザードンなどのワザで攻撃します。また、ミラージュゲートを使用して他のポケモンを起動する選択肢もあります。

⑦ミュウVMAX
「FUSION(フュージョン)」というバトルスタイルを持つカードでデッキのポケモンを固め、大量ドロー、速攻、高火力、疑似耐久などの戦術をとるデッキです。特に攻撃の速さに関しては先攻2ターン目の攻撃は当然、最速で後攻1ターン目からポケモンVを倒すことの出来る動きを持っています(コレが現実的にできるのは現環境ではこのデッキくらい)。

え〜、こんな感じです。ゾロアークとかレジギガスとかロストバレットとか使ったことないので間違ったこと言ってるかもしれないです。詳しく知りたい人は使ってる人に聞いてみましょう。
この他にも色々なデッキがあります。追加ターンを取れるオリジンディアルガVSTARや、悪の軍団を率いるムゲンダイナVMAX、攻撃する度にエネルギーが増えていくハピナスVなどなど。

そういえば今回の大会はマスターリーグでは2日間開催になっていてDay1からDay2でデッキを変えられます。Day1の最大9試合で2敗以内だとDay2に上がれて、そこからベスト16を決めてトーナメントって感じだったと思います。なのでDay1は広く色々なデッキに勝てるデッキや安定感の高いデッキを持ち込み、Day2は上位陣の環境に多そうなデッキを予想した上で対策カードを入れたりデッキごと変えたりみたいなことができると思われます。上手いプレイヤーの環境読みとかも注目したいですね。

まとめ

久しぶりの大型大会ということで環境予想が難しそうだな〜と思ってます。強豪プレイヤーたちはどんなデッキを持ち込むのか、どんなカードを使うのか。もしかしたら誰も予想していないデッキが勝ち上がるかもしれない、それもまた一興ですね。
来年からはスカーレット&バイオレットシリーズが始まってポケカの遊びも一新されることでしょう。このCL横浜を見て、ポケカ面白そう!ってなって、来年から本格参戦とかでも良いですし、大会だけ見るみたいなのも多分楽しいです。マジで、カード集めて人の試合見てるだけでも面白いですからね(これを、エアプと言います…)。
声掛け合えばポケサーなら一緒に観戦する人とか説明してくれる人とか見つかると思います。てか公式の解説が非常に分かりやすいです。みんなで見よう!!(僕は2日目の朝~昼くらいしか見れないですが)

(おまけ)強豪プレイヤーについて
ポケカ強い人はいっぱいいますが、その中には公式から称号を受けているプレイヤーもいます。それが、「ポケカ四天王」。チャンピオンの称号は特に設けられてないです。今回は招待枠として(?)第4期ポケカ四天王の4人全員が参戦しています。イトウシンタロウ選手、イシヤマリョウタ選手、サイトウコウセイ選手、ヤマグチヨシユキ選手が四天王です。配信に映ったら注目してみましょう。また、1期前のポケカ四天王のサーニーゴことシマダダイチ選手(先日のWCSで世界2位)も招待選手として参戦予定です。注目ですね。

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