Capture OneでLeica M11の現像と推薦フイルムシミュレーション

2024年12月17日 18:52

Capture OneでLeica M11を使用し、「ProStandard」および「Generic」のプロファイルを選択した上で、各カーブ（Film Standard、Film High Contrastなど）の特性に応じたおすすめのフィルムシミュレーションを以下に提示します。カラーとモノクロそれぞれ3種類ずつを提案します。

Profileの特徴

ProStandard
- 特徴: 自然な色再現、滑らかな階調、色の正確さ。
- 適用シーン: ポートレート、風景、商品撮影など、色の自然さを重視する場合。
Generic
- 特徴: 鮮やかな色合い、コントラストが強め。視覚的なインパクトを重視。
- 適用シーン: 旅行写真、ストリートフォト、コマーシャル撮影など。

この一覧表を参考に、現像時のカーブ特性に応じたフィルムシミュレーションを選択し、最適な仕上がりを目指してください。

1. ProStandard プロファイル

(1) Film Standard

特性: 自然でバランスの取れたトーンカーブ。ハイライトとシャドウが滑らかで、彩度は控えめ。
おすすめシミュレーション:
- カラー:
  1. Kodak Portra 160: 柔らかい色合いと低コントラスト。自然な肌の再現に最適。
  2. Fuji Pro 400H: 淡くニュートラルな色味で、特に緑や青が美しい。風景やポートレートに。
  3. Kodak Ektar 100: 鮮やかだけれど自然な色再現。旅行や風景撮影に向く。
- モノクロ:
  1. Ilford Delta 100: 滑らかなトーンと低粒状性がProStandardにマッチ。
  2. Kodak T-MAX 100: 明瞭なディテールと自然な階調が特長。ポートレートに最適。
  3. Ilford FP4 Plus: 柔らかいコントラストでクラシックなモノクロ写真を実現。

(2) Film High Contrast

特性: シャドウとハイライトのコントラストが強調され、パンチの効いた仕上がり。
おすすめシミュレーション:
- カラー:
  1. Fuji Velvia 50: 鮮やかな色彩と強いコントラストで風景写真に最適。
  2. Kodak Gold 200: 暖かくビビッドな色再現でストリートや日常風景に映える。
  3. Agfa Ultra 50: 色彩が濃く、ドラマチックなシーンに適したフィルム。
- モノクロ:
  1. Kodak Tri-X 400: 高コントラストと独特の粒状感。ストリートやドキュメンタリーに。
  2. Fuji Neopan 400: 力強い黒と白のコントラストが魅力的。
  3. Kodak Double-X 5222: 映画的なトーンでドラマチックなモノクロ表現。

(3) Linear Response

特性: 最もフラットなカーブで、トーンと彩度の調整が必要。細かいコントロールを行いたい場合に最適。
おすすめシミュレーション:
- カラー:
  1. Fuji Pro 160NS: 落ち着いた色合いで、特にナチュラルなシーンに合う。
  2. Kodak Portra 800: 彩度を控えつつ、柔らかな色調が特徴。ポートレートに向く。
  3. Fuji Astia 100F: ソフトな彩度とコントラストで自然な表現が可能。
- モノクロ:
  1. Ilford Pan F Plus 50: 低感度で非常に細かい粒状感が特徴。高解像度のシーンに最適。
  2. Kodak T-MAX P3200: 高感度で粒状感を楽しむタイプ。暗所や夜景撮影に。
  3. Rollei Retro 80S: フラットなカーブを活かし、緻密なディテール表現が可能。

2. Generic プロファイル