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⑫◆ 「Eカナ記号」でアメリカ英語の発音を表記する(3)

Eカナ記号は、カタカナをベースにした日本の英語学習者用に開発された アメリカ英語の発音記号です。

Eカナ記号は、アメリカ英語の発音を100%完璧に表記することができる記号です。

そのため、Eカナ記号を活用することで、発音だけでなく リスニング力やスピーキング力を確実に短期間で向上させることができます。

今回、Eカナ記号の母音を一覧します。下の表がアメリカ英語の母音一覧表です。

アメリカ英語の母音は、 r 音性母音を含めて25種類あります。

ここでは、発音の仕方の説明ではなく、主に Eカナ記号の表記について説明します。

「ア列」の説明は終わっていますので、「イ列」の表記について説明します。

(アメリカ)英語の[ i ]の発音は、日本語の「イ」と「エ」の中間だと言われています。

だとすれば、イとエを組み合わせた記号にすればいいようなものですが、実は そうでもないのです。

日本語の舌(既に以前に記述済)で発音した場合には、 確かにイとエの中間のように発音しなければなりません。

そのため、日本の英語学習者が[ i ]を発音する場合、「イ」と「エ」の中間だということを、かなり意識して発音する必要があります。

ところが、[ i ]の正しい発音ができない学習者であっても、アメリカ英語の舌(既に記述済)で発音した場合、日本語の「イ」が自然にアメリカ英語の[ i ]の発音になるのです。

そのため、Eカナ記号では、あえて[ i ]を「イ」で表記しています。

[ i ]には、弱く発音する場合と強く発音する場合があります。

長母音の[ i: ]の発音は、強勢(ストレス)があるので、[ i ]を強く、そして そのまま伸ばして発音しなければなりません。

[ i ]を強く、そして伸ばして発音すれば、自然に 口の形は横に伸びたようになります。

Eカナ記号の表記は、あくまでも アメリカ英語の舌で発音することを前提にしています。

今日は以上です。

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