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えーッ、まだ日本語の舌で英語を話しているのですか?

日本人が日本語を話しているときの舌には、まったく力が込められていないのです。

あなたは、日本語を話すときと同じ舌の状態で英語を話していませんか?

あるいは、あなたは 日本語を話すときと同じ舌の状態で、英語の発音を身につけようとしていませんか。

下の図①は、頭部における発音図の位置を示しています。
図①

下の図②は、日本語の「ア」の発音図です。
図②

私たちが発声するとき、舌に力を込めないため、舌は低いところに位置しています。

日本語の発音は、英語の発音に比べると、全体的に舌の位置が低くなっています。

なぜかと言いますと、舌に力を込めることなく発音しているからです。


ところが、英語ネイティブの人たちは、発声時には無意識の内に舌に力を込め、舌を盛り上げているのです。

舌を盛り上げることで、舌と上アゴの間か狭くなります。

つまり、英語ネイティブの人たちは、 舌を盛り上げ 呼気の通り道を狭くしておいて、そこを通過する呼気の勢いを強くしているのです。

腹式呼吸うんぬんは、英語の発音とは何ら関係がないのです。実は、私たち日本人も腹式呼吸しているのです。


舌を盛り上げれば、舌は下図③のようになります。
図③

舌を盛り上げるには、舌に力を込めることです。舌に力が加わると、舌は 自動的に上図③のように盛り上がります。 

うまく舌に力を込められない場合は、下の前歯を上の前歯より前に出すようにしてください。

下の前歯を上の前歯より前に出すことで、自然に舌が盛り上がります。

下の前歯を上の前歯より前に出して発音することに馴染んでくると、下の前歯を前に出さなくても舌を盛り上げることができるようになります。


舌を盛り上げておいて発音することで、あなたにとって ものすごく嬉しい現象が起きます。

それは、あなたが日本語を話しているときの音声の調音位置が、自然に英語の調音位置に移動するということです。 

つまり、日本語の発音が自動的に英語の発音になるというわけです。 

今日は以上です。

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