英語の子音の発音記号とEカナ記号を対比する(4)

今回のEカナ記号は､ k と g の閉鎖音です。

閉鎖音とは､発音の構えをしても､実際は発音しない音のことです。

例えば､ take care の発音では､take の k は閉鎖音になります。

つまり､ take の k は発音の構えは するものの 破裂させず､ 次の care の k を通常の k として発音するというわけです。

take me ～ や make me ～ の k も同じです。

その他､ big game, long tail 等の bigや long の g も閉鎖音になります。

これらの k や g を､Eカナ記号では次のように表記します。

このような白抜き記号を使って表記することで､その場の k や g が破裂を伴わない発音であることを示すことができるようになっています。

Eカナ記号は､アメリカ英語のすべての発音を､忠実に表記できる日本の英語学習者用の発音記号です。

この Eカナ記号を活用することで､違う発音であるにもかかわらず､これまで同じカタカナで表していた発音を､明確に区別して表記できるようになります。

今回は以上です。