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英語の発音を習得するには、旧態依然の複雑で難解な方法と、簡単で確実に身につく新しい方法とがあります

あなたは英語の発音を身につけることは、とても厄介なことだと思ったことがありませんか?

それとも、既に発音は身につけているのですか?
既に身につけている場合、一定期間発音しないでいると発音の仕方を忘れてしまうことなどなかったですか?

これまで、特別な環境にいるわけでもない私たち普通の日本人が英語の発音を身につけるには、長い時間をかけ、一音一音 舌の位置がどうの、口の開け方がどうの、というようなことに集中して取り組まなければなりませんでした。

しかしながら、上記のような方法は、私たちが日本語を話すときの舌の状態のままで、英語の発音を無理やり身に付けようとしていたからに他なりません。

このようなやり方は、必ずしも純正の発音を習得ための方法とは言えず、決して効率のいいものではないのです。

そのため、上記のような方法で身につけた発音は、しばらく発音しないでいると、発音の仕方が分からなくなってしまうという致命的な欠陥がありました。


そこで登場したのが、発音時の舌を日本語を話すときの状態ではなく、アメリカ英語(General American)を話すときの状態にするということです。

下の図は、発音図の頭部における位置を示しています。

下の図は、日本人が日本語の「ア」を発音するときの発音図です。

下の図は、上の図を 口を大きく開けて正面から見たものです。舌の位置が低いため、口腔の奥の口蓋垂(いわゆるノドチンコ)がよく見えます。


下の図は、アメリカ英語を話す人の曖昧母音の発音図です。

舌を上の図のようにしておいて発音することで、日本語を発音するときの、あるいは日本式英語を発音するときの調音位置が、自動的にアメリカ英語の発音の調音位置に移動するのです。

もう少し詳しく言いますと、日本式のすべての発音が、自動的にアメリカ英語の発音になるというわけです。

アメリカ英語の発音になるということは、個々の発音だけでなく、音声の響きや発音の変化も、意識しなくても自然に現れるということです。

そのため、もう ややこしい発音の説明や音声変化等を気にしなくていいのです。

舌の状態や形状を変えて発音すれば、もう 数ヶ月 あるいは半年といった長い時間、発音の習得に縛られずにすむということです。
(日本語には無い、 f や th 等は別途学習する必要があります)

下の二つの図は、いずれも英語の曖昧母音の発音図の構えを口を大きく開けて正面から見たものです。

いずれも、私たちが日本語を話すときの舌の高さとは大きく違っています。


これまで長い間、日本の英語学習者は発音の習得に苦労してきました。

そして、英語の発音は、英語ネイティブの発音をよく聞いて真似するように言われ続けてきました。

ても、これまでは誰も音声の響きや音声変化が発生する発音の原理を教える授業ができませんでした。

なぜなら、日本式の舌でアメリカ式の舌の発音を習得しようとしていたからです。

日本人が日本語を話すときの舌の高さと、英語ネイティブの人たちが英語を話すときの舌の高さは、大きく違っているのです。

英語の発音は、舌の状態 もしくは舌の形状を英語ネイティブと同じようにすることで、簡単に身につけることができます。
ぜひ、舌の高さを変えてみて、音声が違っていることを実感してみてください。

きょうは以上です。



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