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Thank you.の th をどのように発音していますか?

どのように発音しているかと言えば、①舌先を上の前歯の下部に軽く当てておいて発音する、というように「発音の構え」を答える場合と、②「ス」、つまり「サ行」で発音するのように「発音している音」で答える場合とがあります。

th の発音は日本語にはありません。従って、私たちにとって th の発音は、本来 未知の発音なのですが、日本の英語学習者の多くは、これまで 舌先と上の前歯の間から息を出すことなく、 th を sと同じように歯茎と舌先の間から息を出す「サ行」で発音してきました。


実は、日本以外の国で英語を外国語としている国では、 th は、sの「サ行」ではなく、どちらかと言えばtの「タ行」で発音しているのです。sよりもtで発音したほうが、英語ネイティブにはよく通じるのです。

この記事のタイトルにもなっている Thank you. の発音ですが、「サンキュウ」や「セエアヌキユウ」よりも、「テエアヌキユウ」の方が英語らしい発音になるのです。

英語でも、テムズ川を the Thames と表記し、タイ国のことを Thailand のように、そして Thomas(人名)をトーマス と言ったりしています。theme song も テーマソング ですね。最近では、THOR 「トール」という名前の車が販売されたりしています。

ようやく、日本でも th を「タ行」と捉えるようになってきたのかなぁと思う一方で、 this や that 、あるいは think や thirteen 等は、相変わらず「サ行」で発音されています。


th を正しく発音するには、 上の前歯の下部に舌先を軽く当て、上の前歯と舌先の間から息を出すようにします。このときの息の音が th の音です。

英語の発音の習得に熱心な学習者は、上記のように 一応 th の発音の構えをします。

ところが、 th の構えをしているにもかかわらず、sを発音してしまうのです。だから、ここでsの発音をしてしまっては、何のために慣れない発音の構えをしているんだということになってしまうのです。

ここは、sではなく、th で発音しなければいけないのですが、この th の発音に馴染めない私たちは 一応 th の発音の構えをしておいて、t、つまり「タ行」で発音してもいいのではないかと思います。

しかしながら、少しづつでも正しい th の発音を繰り返し練習することで、やがて th を完璧に発音できるようになってくるのです。

ここまで th の発音に付いて記述してきましたが、英語(特にアメリカ英語)の発音を身に付けるには、すべての発音を日本語の舌ではなく、必ずアメリカ式の舌の形状で発音するようにして下さい。

th の発音に付いては以上です。



 




 



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