見出し画像

建造物や地名等の固有名詞のローマ字表記を英語表記にしてみては?

例えば、外国人観光客の多い京都の「銀閣寺」。ローマ字の「Ginkakuji」だと、Gi をジィと読む人も少なからずいます。「ジンカク寺」ではなく、すべての外国人観光客に「ギンカクジ」と読んでもらうには、「ギ」の表記を Gi ではなく Gと i の間に u を加えて、「Guinkakuji」のようにしてみてはどうでしょう。

そのほかにも、冬は厳寒の北海道の熱いおもてなしの思いを外国人観光客に伝えるために「Hokkaido」を「Hotkaido」にしたり、雪まつりの「Sapporo」を座像をイメージして、「Satporo」のようにしてみてはいかがでしょう。

また、ai を「エィ」と読む英語圏の人たち向けに、「Saitama」を「Sightama」にするのはどうでしょう。

このように表記することで、「ホカイド」とか「サポロ」と発音していた外国人も、日本人と同じように「ホッカイドウ」とか「サッポロ」と発音するようになるのではないでしょうか。そして、「サイタマ」も確実に「セイタマ」と読まれることを防ぐことができるのではないでしょうか。

六本木は、「Roppongi」を「Rotpongui」にすることで、初めて六本木を訪れる外国人も「「ロポンギ」ではなく、「ロッポンギ」ときちんと促音の ッ を入れた発音ができるのではないでしょうか。

大阪の天王寺も、「Tennoji」だと外国人は、「テノゥジ」のように、「ン」を読まない可能性があります。ところが、「Tengnoji」と表記すれば、間違いなく「テンノウジ」と読むようになるのではないでしょうか。

以上のように、ローマ字表記の地名等にアルファベットを一文字加えるだけで、ほぼ日本語の読み方に変えることができます。

人名についても同じことが言えます。例えば、「ケンイチ」という名前は、ローマ字では「Kenichi」のように表記します。ところが、これを英語読みすると「ケ二チ」のようになってしまいます。

このような場合、どうすればいいのでしょう?

ハッキリ言って、このスペルを日本語読みに改めることは無理です。しかしながら、日本語読みに近づけることはできます。

まず、地名の場合と同じように n と i の間に g を入れ、Kengi のようにします。これで、n と i の発音を分けることができました。

ところが、今度は別の問題が発生します。このままでは、g と i が連結してしまうのです。

そこで、g と i の間に y を入れて、「kéngyichi」とすればどうでしょう?

多少、発音がぎこちなくなりますが、日本語の「ケンイチ」とはかけ離れてしまっていた「ケ二チ」と比べてみると、かなり、「ケンイチ」に近づいているのではないでしょうか。

以上でお分かりのように、ローマ字表記と英語の表記は同じではありません。ローマ字は、カタカナのようなものだと捉えていたほうがよさそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?