日本語の舌と英語の舌、どこが違う、どう違う。そこが知りたい。

(日本に住んでいる)私たち日本人は、毎日 日本語を話します。そして、アメリカに住んでいる(殆んどの)アメリカ人は、毎日 英語を話します。

ところで、私たちが日本語を話すとき、舌の状態がどうなっているか 誰も考えたことなどないでしょう。それが普通です。これは日本人だけでなく、アメリカ人が英語を話すときも同じだと思います。

日本語とアメリカ英語では、その音声(=音質)は かなり違います。ある程度の年齢の人に、"英語を話せます”と言えば、"じゃ ちょっと話してみて"ということになります。

それで、少し話してみると、その英語を聴いている人は 話の内容よりも その音質によって その人の英語力を判断することがあります。

すべての人が このように思っているわけではありませんが、英語を話せない人たちの多くが同じように思っています。


日本人もアメリカ人も同じ機能の発声器官が備わっています。だとすれば、私たち日本人も英語の発音ができるはずです。できないわけがないのです。

このことは、アメリカで生まれ、アメリカに住み、アメリカの学校で教育を受けた日系4世や5世がそれを証明してくれています。

タレントのケイン小杉の英語のCM(century21)の音声を聞いたことのある人ならお解りだと思います。彼の英語の音質は、まさしく英語の音質です。

なぜ、日本語の音質と英語の音質は違うのでしょう?

ズバリ言います。言葉を発するときの舌の状態が根本的に違っているからです。

私たち日本人が日本語を話しているときの舌の状態で英語(特にアメリカ英語)の発音を身に付けようとしても、簡単には身に付かないのです。

"それならば、どうすればいいんだよ"という声が聞こえてきそうです。

それは、私たちが英語を話すとき、舌をアメリカ人が英語を話すときと同じ状態にすればいいのです。


今日のまとめ 

①日本人もアメリカ人も、舌の状態を気にすることなく それぞれの母語を話している。

②日本人が話す日本語の音質とアメリカ人が話す英語の音質は、かなり違っている。

③日本では、相手の英語力を 相手が話した内容よりも、相手が話した時の音質で判断する人が多い。

④日本人もアメリカ人も同じ発声器官が備わっている。だから、英語の発音を苦手にしている日本人も、英語の発音ができないわけがない。

⑤日本語を話すときの舌の状態を、アメリカ人が英語を話すときと同じ状態にする。そうすれば簡単に英語の発音は身に付く。

以上です。





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