[r]の発音を英語学習者の誰もが超簡単に身につけることができる、たった一つの方法


英語の発音を苦手にしている日本人にとって、最も難しい発音の一つとされている[r]の発音。この[r]の発音を、あっけなく身につける方法をお伝えします。

これまで、私たち日本人にとって厄介な存在だった[r]の発音。そもそも、なぜ[r]の発音が厄介な存在なのかと言いますと、日本語と英語は声の出し方が大きく違っているのです。それにも関わらず、私たちは日本語の声の出し方のままで英語の発音を身に付けようとしてきたのです。

だから、[r]の発音だけでなく、他の幾つもの子音や母音の発音も難しく捉えざるを得なくなっていたのです。ここのところを改めれば、英語の発音はあっけなくできてしまうのです。

このように説明しても、英語の発音を身に付けるために、これまで過指導・誤指導に高額な費用と数か月にも及ぶ膨大な時間を掛けてきた学習者にとって、にわかに信じられない思いでしょうが、事実は事実として伝えます。

日本人は日本式の発音でいいという人たちがいます。その人たちの主張は、インド訛りや中国訛りの英語があるのだから、日本語訛りの英語があってもいいじゃないかという発想です。

このような、日本語という「音声の特殊性」を無視したあきれた主張は、発音が簡単に身につかないことに業を煮やした末の"負け惜しみ”の論理ではないでしょうか。

私たちは日本語を話します。私たち日本人は言葉を話すときも話さないときも、ほぼ舌に力を込めることはありません。それが普通です。

ところが、英語ネイティブの人たちは、発声時には必ず舌に力を込め、舌の状態や形状を変えています。発声するとき、彼ら(彼女たち)は無意識のうちに舌に力を込めているのです。

そのため、日本人が幾ら英語を流暢に話しても、それが日本語の舌の場合、根本的に音質が違っているため、洗練された発音にはならないのです。(日本人の一部には、英語をネイティブ並みの洗練された音質で話す人もいます)

この、日本語と英語の舌の状態や形状の違いに気づいている人は、世界中のどこにもいないのではないでしょうか。大学で英語の音声学の"権威”と言われている人、あるいは英語ネイティブで発音指導の資格を持っていて、日本人に発音指導している講師でさえ、日本人と英米人の発声の仕方が根本的に違っていることを認識していないのです。もし、分かっていたのなら日本人の英語の発音は、とっくに良くなっていたのではないでしょうか。


日本人でネイティブ並みに英語の発音ができる人はたくさんいます。しかしながら、学習者に発音を容易に身につけさせることができる発音指導者はいないのです。彼ら(彼女たち)は、日本語と英語では発声の仕方が違っていることに気づくことなく、学習者の舌が日本語の舌のままで発音指導しているのです。


私が提唱する発音指導の方法は、これまでのような日本語の舌の状態のままで英語の発音を一つ一つ日本語の発音の域内に引き込んで、ややこしい説明を加えながら身につけるということではなく、日本の英語学習者の舌(日本語の舌)を英語ネイティブの舌にしておいて、つまり、舌を英語の発音の領域に移動させておいて、容易に、正確に、更に まとめてアメリカ英語の発音を身につけてしまおうという訳です。(日本語に無い f や th 等は別途)


ここから、アメリカ英語の[r]の発音の仕方について説明します。

  ①舌を思い切り喉の奥へ引き込むような感じにしてください。

  ②その状態のままで、「ル」と言ってください。今発音した「ル」

     が[r]の音です。    

舌全体をアメリカ英語の舌の状態にすることで、[r]の発音の説明は もう必要ないのです。舌を①のようにしておいて read, red, right, room, round などと言ってみて下さい。どうですか。[r]の発音の仕方、納得していただけたでしょうか。

以上です。


この発声法については、国際特許事務所を通して文化庁に著作権登録しています。従って、外国にも著作権の効力が及びますので、無断活用はしないでください。







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