見出し画像

英語の発音を身につけたい人、発音の指導を受けている人 必読

あなたはどのような方法で英語の発音を身につけたい、あるいは 身につけようとしているのですか?

ひょっとして、2021年の今も尚 昔ながらの方法(呼吸法やお腹に力を込める、あるいは筋力の強化や喉発音と言ったような事柄)で、数ヶ月以上の時間をかけ、多大な努力を強いられながら身につけようとしているのではないでしようね。

英語の発音を身につけるには、必ず以下の事柄を知っておかなければなりません。

(1)★日本語の発音と英語、特にアメリカ英語の発音は、音質そのものが大きく違っていること。

発音指導者の中には、発声の仕方が違っているという人もいますが、発声の仕方の違いは、ここでは気にする必要はありません。

なぜなら、舌の状態をアメリカ英語を話している人たちと同じ状態にしておいて発声することで、一気に解決するからです。また、音質もアメリカ英語の音質に変わります。


(2)★個々の発音の殆んどの調音位置が、日本語とアメリカ英語では違っているということ。

確かに、日本語の発音の調音位置とアメリカ英語の発音の調音位置は、必然的に違っています。
この違いを無くすために、一つひとつの発音の調音位置をアメリカ英語の発音の調音位置に合わせようとしているのが、現状の発音指導のやり方です。
でも、ここでは調音位置が違っていることを、あまり気にする必要はありません。

なぜなら、私たちが日本語を話しているときの舌の状態を、アメリカ英語を話している人たちと同じ状態にすることで、それまでの日本語の発音の調音位置が、自動的にアメリカ英語の発音の調音位置に移動するからです。

調音位置が移動するということは、日本語の感覚で発音してもアメリカ英語の発音になるということです。

(3)★日本人が日本語を話すときの舌の状態と、アメリカの一般英語(General American) と言われている英語を話しているときのアメリカ人の舌の状態が全然違っているということ。

英語の発音を身につける上で、最も重要な発声器官は舌です。この舌の状態が、日本語と英語では大きく違っているのです。

下の図は、頭部における発音図の位置を拡大して示したものです。


下の図は、日本語の「ア」等を発音するときの舌の状態(左図)と、アメリカ英語の曖昧母音を発音するときの舌の状態(右図)を表したものです。

よくご覧になってください。日本の英語学習者は、こんなにも舌の状態が違っているにも関わらず、左図のような舌の状態で英語の発音を身につけようとしているのです。

英語の発音は、(ほぼ)舌の状態で決まります。首の辺りを指して、喉がどうのこうのと言うようなことをやっていては、時間とお金をムダにすることになります。

喉は、単なる発声器官の一つに過ぎないのです。発音の主役になる器官ではないのです。


(4)★英語を英語らしく発声するには、必ず舌を緊張させなければならないということ。

常に舌をリラックスさせた状態で発声することに慣れてしまっている私たち日本人は、舌を緊張させておいて発声する英語も、日本語を話すときと同じようにリラックスした状態の舌で話しています。

下の図は、リラックスした舌の状態を表しています。

私たち日本人は、上の図のような舌の状態で日本語を話しています。

英語を話すときも、同じ舌の状態で話しています。

そのため、英語の発音、特にアメリカ英語の発音の習得にてこずっているのです。


アメリカ英語の発音を身につける最も手っ取り早い方法は、日本語を話しているときの私たちの舌の状態を、アメリカ英語を話している人たちと同じ状態にすることです。

下の図は、アメリカ英語を話している人たちの"基準となる発音の構え"
です。私たちは英語を話すとき、舌の状態を下図のようにしなければならないのです。

この、舌の状態の違いに気づいている人はいないのです。

アメリカのネィディブスピーカーでさえ気づいていないのです。

なぜなら、彼らは自分たちが発声時に舌に力を込めていることでさえ、当たり前すぎて、認識していないからです。

今回は以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?