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⑪◆ 「Eカナ記号」で アメリカ英語の発音を表記する

Eカナとは、日本語のカタカナをベースにした英語の発音記号です。

Eカナ記号は、アメリカ英語のすべての発音を、100%完璧に表記することができる、全く新しいスタイルの発音記号です。

以下、私たち日本人が「ア」と発音しているアメリカ英語の五種類の母音を Eカナ記号で表記し、その表記について順に説明して行きます。

通常、私たちは五種類の母音を「ア」と発音しています。

そのため、Eカナの表記も これらの母音を「ア」と表記しています。ただし、「ア」の形を微妙に変えて、それぞれの発音の特徴を表し、個々の音の違いを一目で分かるようにしています。

最初は、 about や along の a を表す「ア」の記号です。

この記号は、英語の曖昧母音の記号を表しています。

口をわずかに開け、軽く 弱く「ア」と発音する記号です。

強勢(ストレス)がなあため、常に弱く発音します。

この曖昧母音は、アメリカ英語の基準となる発音で、最も頻繁に発音されています。


つぎは、 but, come, love, mother, sun 等の「ア」の音です。

この「ア」は、曖昧母音と同じ発音の構えで、強く短く「ア」と発音します。

強く短く発音することを表すために、曖昧母音の「ア」よりも幅を狭くし、角ばった「ア」にしています。


三番目は、二重母音の ai, au の「ア」です。

上記の一番目と二番目の「ア」は、口をあまり開けずに発音するために、 アの形状も横棒と縦棒の間を狭くして、口の開き具合を表しました。

この 二重母音の「ア」は、ある程度 口を開けておいて発音する音なので、アの横棒と縦棒の間を広くしています。

二重母音の発音は、前の音を強く 後の音を軽く弱く発音するために、 Eカナ記号では、 [アィ」「アゥ」のような表記になります。


四番目の「ア」は、 apple や happy, map 等の「ア」です。

この「ア」は、口を大きく開けておいて「エ」と発音する音です。

この発音には、ほとんど強勢(ストレス)かあるため、強く発音します。

この記号は、口を大きく開けた「ア」の状態で、「エ」を発音するということを表しています。


五番目の「ア」は、 hot や stop 等のアルファベットが o の「ア」です。

アの横棒と縦棒の間が最も開いたアになっています。

大きく口を開けておいて 「ア」と発音する音です。


この他、 r 音声母音も私たちは「ア」と発音しています。

この記号は、 r とアを組み合わせています。

ここまで、私たち日本人が「ア」と発音する音について、 Eカナ記号を表記しながら説明してきました。 

上記のそれぞれの記号は、いずれも 私たちは「ア」と発音しているわけですが、これらの「ア」をアメリカ英語の舌で発音することにより、口の開き具合を変えたり、音声に強弱をつけたりするだけで、明確に違った「ア」の発音になるのです。

今日は以上です。

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