マガジンのカバー画像

小売業界のトレンドをキャッチアップする 記事まとめ

27
海外動向を中心に、小売業界のトレンドや注目のスタートアップ企業の取り組みを紹介。情報のキャッチアップにご活用ください!
運営しているクリエイター

#新規事業

”サステナブルファッション”にも貢献。「バーチャル試着」の取り組みをレポート!

アパレル業界でニーズが高まる、店舗の体験価値向上と環境負荷対策今、アパレル業界ではテクノロジーやデータを活用した店舗の体験価値向上に取り組む企業が増えています。また、大量生産・大量廃棄による環境負荷問題がSDGsの潮流もあいまって世界的な注目を集めており、アパレル業界全体での対応が求められています。 国内でも環境省が「サステナブルファッションの推進に関するホームページ」を立ち上げて、アパレル業界が与える環境負荷の定量的な分析や、対策に向けた具体的なアクションを紹介しています

廃棄ロス問題を解決するダイナミックプライシングの可能性

小売の利益向上に貢献する「ダイナミックプライシング」商品・サービスの価格を需要と供給に応じて変動する「ダイナミックプライシング」が注目されています。 古くから航空業界やホテル業界では大型連休などの繁忙期に価格を上げ、逆に閑散期は価格を下げるダイナミックプライシングを取り入れたり、昼と深夜帯で変わる高速料金もダイナミックプライシングの一種です。 このようにダイナミックプライシング自体は目新しい仕組みではないのですが、近年、データやテクノロジーを活用することで、より柔軟で高精

小売、物流、フィナンシャルの課題に挑むケニアのスタートアップ企業たち

先月はテクノロジーで社会課題解決に挑むアフリカのスタートアップ企業の中から、ナイジェリアのラストワンマイル領域に注目して紹介しましたが、今回はケニアのスタートアップ企業を調べてみたいと思います。 「ラストフロンティア」と呼ばれるアフリカでテック系スタートアップ企業が急成長していることは前回お伝えしたとおりですが、JICAによる開発途上国の起業家を支援するプロジェクト「Project NINJA(Next Innovation with Japan)」が発表した資料によると、

アフリカの社会課題に”テック×アイデア”で挑むスタートアップ企業たち【ナイジェリア編】

今回は「ラストフロンティア」と呼ばれているアフリカのスタートアップ企業の動向を追ってみました。 「世界人口白書2021」によると、 2021年の世界人口は78憶7,500万人。そのうちアフリカの人口は13億人を超えています。さらに国際連合「世界人口予測2019(World Population Prospects 2019)」のデータ予測によると、2050年にはほぼ倍増するとみられています。世界人口予測2019の中間値のデータを基に、上位15カ国の人口推移が分かるバーチャー