マガジンのカバー画像

小売業界のトレンドをキャッチアップする 記事まとめ

27
海外動向を中心に、小売業界のトレンドや注目のスタートアップ企業の取り組みを紹介。情報のキャッチアップにご活用ください!
運営しているクリエイター

#顧客体験

発展途上だからこそ面白い?!より身近になってきた生成AI。注目のポイントとは

様々な業界でテクノロジーの導入が進む中、2023年はChat GPTを中心に生成AI(ジェネレーティブAI)が注目を集めました。リテール領域においても同様にAI活用に関する関心が高く、世界最大規模の小売業の展示会「NRF2024」でも、AIに関する話題を取り上げる報道が多かった印象です。 生成AIの活用は単に話題というだけではなく、実際に自身で使ってみたり、ビジネスシーンの活用が徐々に広がっています。東芝テックCVC noteでも「note投稿作品から見る『お買い物&お店』

ちょっとした工夫で購買体験が変わる!?小売業界の生成AI(Generative AI)活用に期待

皆さんこんにちは、note担当上野です。 先日、ふらっと立ち寄ったアンテナショップで、ある商品を買おうか、どうしようかと悩みながら棚の前でいろいろなことを考えていました。 ちょっと店内が混んでいてレジに並ぶのは面倒だな。これはどんな味がするのかな。と、イチ消費者として買い物をしているといろんなニーズが見えてきて、これらを解決するような新しい買い物体験が近い将来出てきたらいいなと、少し期待をしながらお店を出ました。 さて、そんな今回のnoteですが、先月IVS 2023 KY

顧客ロイヤルティの可能性が広がる、Web3.0のポテンシャル

前回に引き続き、Web3.0と小売業界に関するトレンドをレポート。今回はNFTをはじめとするトークンの可能性に着目し、大手小売企業の取り組みや、小売業界への貢献が期待されるWeb3.0領域の海外スタートアップ企業をご紹介します。 Web3.0のトークン経済圏がもたらす社会的インパクト経済産業省の資料 によると、インターネットプロトコルは「情報の伝達」には向いているのに対し、仲介者不要で価値の共創・保存・交換をするという「価値の伝達」には向いていなかった、と解説しています。

時代のニーズとともに急成長するリテールメディア。その理由とは?そして今後の展開に期待

ここ数年、北米や欧米を中心に勢いを増している「リテールメディア」。 日本でも2021年にファミリーマートが伊藤忠商事と店頭を活用したメディア事業の新会社を設立したり、2022年にセブン-イレブン・ジャパンが「リテールメディア推進部」を新設し、広告事業の企画開発を推進していくことを発表するなど、徐々に広がりつつあります。 リテールメディアとは、小売企業の持つ店舗やWebサイトから取得したデータをもとに、ターゲットに合わせた広告配信を行う媒体のこと。小売企業、メーカー・ブランド

レジオペレーションも改善する!?店舗DXとは?

前回(ブランディングが店舗スタッフにもたらす効果とは)お伝えしたように、小売業界では生産性向上、従業員エンゲージメント向上、ブランディングといった観点で、従業員のコミュニケーションを活性化するための店舗DXに注目が集まっています。 さらに、BOPIS(Buy Online Pick-up in Store)など新しい買い物体験が登場し、実店舗の環境や役割が大きく変化する中で、店舗スタッフに対して新しい環境への適応を促すためのサポートが必要とされています。このようなニーズに応え