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浄化槽と読み物「もやしもん」

 浄化槽管理の会社にお勤めして2年、目下微生物に夢中のワタシです。
ここのマガジンでは浄化槽愛に通づる感銘を受けた作品をご紹介いたします。

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『もやしもん』石川雅之
青年雑誌『イブニング』に連載された漫画でコミックス累計発行部数は570万部を超えるらしい。アニメ化、ドラマ化もされています。

 『菌が目に見えてしまう農大生 沢木惣右衛門直保』は小さい頃から実家の蔵で培養される種麹(日本酒の発酵のもととなる菌)たちが見える、会話ができる特殊な能力の持ち主でした。種麹屋さんのことを「もやしもん」というらしい。家を継ぐ前に、いろんな世界を見て将来の選択肢を多く持ってほしいというおじいちゃんの願いから農業大学に入学。そこで菌の権威、樹(いつき)教授とゼミ生達の珍学園生活、みたいなやつです。

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「かもすぞ〜」は登場する菌たちが空中を浮遊しながら作中で「繁殖する」「発酵、腐敗させる」ことを意味するセリフで作品のシンボル的フレーズとなっている。

 この漫画の魅力は菌って興味深い!ということを教えてくれます。除菌、ばい菌、菌は悪いものと思っていたけど、最適なバランスで共存しているんだ、ありがとう!オリゼ♡と思わせてくれます。

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 それだけに終わらないのが『もやしもん』
菌のすばらしさ、面白さ、勉強になった!では終わらないのがもやしもんだと思っています。最終回とその前の2話は特に。私は個人的に、『多様性を知ると幸せになれるよ』と教えてもらった気がします。詳しくは書けないけど、、、ゴスロリおねぇちゃんのところとか。大学生の許されたモラトリアム期間と、それが終わる頃の焦り、だけど、学び続けるっておじいさんになるまで続けていい。いろんな菌がいて、いるからこの世は美味しい。人もまた、おなじ。

 DVDでもアニメが見れます。次のツタヤクーポンでたら『もやしもんリターンズ』借りちゃおう♡
 



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