作中に出てきた用語メモ(随時更新)

※制作者達のメモを兼ねているので、ネタバレに配慮しません。

★耶雲の人びと
山背(やましろ)…防人。のんびりした性格。武芸に通ずる。能登と歳が近い。勝ち気な妹と泣き虫の弟がいる。淡白な性質だが、一方で粘り強くない。五年前の戦で戦果を上げた。
稲穂比古(いなほひこ)…耶雲国守。齢三十。勤勉で分け隔てなく優しい。存命の先代から平和的に国守の地位を継いだ。山背を能登の付き人に推挙した張本人。山背の腕を買っているが、山背には苦手意識を持たれている。
煤屋(すすや)…山背の上司。

★誓筮京の人びと
能登(のと)…女。誓筮京からやってき薫光帝の同母妹(内親王)。耶雲では西宮に住まう。豊武の山護に神隠しにあったと噂される。髪は烏の濡れ羽色。
薫光帝…誓筮京の現帝。吉野桃華の家系。
能登が神隠しにあった時期と薫光帝が皇太子に柵立された時期の時系列を山背は知らない。
能登の父……元々は先代帝の後継者の一人だった。今は顔面が麻痺している。それが原因で後継者から外された過去を持つ。

★所属不明
真嘉(まか)…旅の法師。能登の事情を察する(?)。山背に勾玉を渡す。

★地名
耶雲(やくも)…物語の舞台。海が近い。八俣の河口。法師には馴染みがない。
誓筮京(せいぜいきょう)…帝が棲む都。霊場を多く持つ豊武(とよたけ)の山々に囲まれ、数多の山護から加護を受けた明日花亥(あすかい)の平野にある。彩鶴(あやつる)の平野へ遷都する様子。
七節…耶雲の隣国。資源のない貧乏国だったが、今の国守が物流に力を入れて盛り立てた。間者が精鋭と名高い。五年前に蘇芳と手を結んで耶雲を攻めた。
蘇芳…耶雲の隣国。五年前に七節と手を結んで耶雲を攻めた。

メモ:
耶雲の人間は誓筮京を田舎者の新都だと小馬鹿にする。
能登は逆に耶雲を田舎と揶揄する。
耶雲の国宝…神話に出てくる神剣。時を斬り、死、神をも斬ると言われる剣。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?