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他言語学習で広がる世界

英語の(再)学習だけでも大変だと思われている方も少なくないかもしれません。たしかに、母語を含めてどの言語でも、その学習には言い出したらきりはありません。

完璧主義を貫く代わりに、不完全でもその恩恵に浴するということを考えてみると、単なる実用のためだけでなく、自分の世界を広げるために英語以外の言語をかじるだけでもぜひ学習してもらいたいと思っています。

以前「学んでよかったと思える言語」ということで、英語・ヘブライ語・イディッシュ語・ロシア語を挙げました。正確には、ヘブライ語は現代ヘブライ語と古典ヘブライ語に分ける必要があります。

これら5つの言語の中で、知的世界を広げてもらったのが英語と現代ヘブライ語、霊的世界を広げてもらったのが古典ヘブライ語・イディッシュ語、情的世界を広げてもらったものがロシア語になります。

英語とかつての専門の1つであった現代ヘブライ語に対して深い思い入れはあまりありません。その理由を一言で言えば、英米文化と現代イスラエル文化に共感するものが個人的にはあまりないからです。

ある言語を新しく学ぼうとする前に、その言語の話者とその文化に対して自分がどう感じるかということを本だけから知ることは普通中々できません。実際に、その言語を学び始め、その話者たちと触れ合うことで初めて分かるのが普通です。

これまたかつての専門の1つであったエスペラント語は深く関わった後で、残念ながら、大きな失望を味わった言語の筆頭です。今ではその理由もよく分かります。

これに対して、古典ヘブライ語・イディッシュ語・ロシア語の3つは知れば知るほど、ますます好きになり、世界が広がり続けるのも感じます。なぜこれら3つの言語の魅了されたのかという個人的な直接体験を、「古典ヘブライ語の世界」・「イディッシュ語の世界」・「ロシア語の世界」という題目で、来週から3回に分けてご紹介したいと思います。皆さんが他言語学習を始められる刺激になれば幸いです。

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