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ファッション迷子が「私服の制服化」に至るまで。

こんにちは、つづもです。

本日は、元「ファッション迷子」だった私が、「私服の制服化」に至るまでの話をしたいと思います。

  • ファッションは好きだけど、なんだか自分がオシャレだと思えない。

  • どんな服を着ればいいのかわからない。

  • オシャレな人を見ると自己嫌悪に襲われる。

そんな「ファッション迷子」の方のご参考になれば幸いです。

私は元々、学生時代からオシャレが好きでした。
ファッション雑誌にある「1ヶ月着回しコーディネート特集」を読み込んで、ガチで実践する青春時代。
田舎に住んでいましたが、数ヶ月おきに貯めたおこずかいやバイト代握りしめ、単独原宿や渋谷に出向き、服の買い出しに行っていました。

高校時代はnonnoとCUTiEがバイブル。
大学時代はCanCamで当時活躍していた長谷川京子が大好きで、田舎の学校に通っていたにもかかわらず、コンサバ&チョイギャルを押し通していました。

でも自分が「オシャレ」だとはちっとも思ってなかった。
常に着る服がなくって(クローゼットには服が溢れているけど。)、なんとなくダサい、垢抜けない自分を呪う日々。

服は好きなのに、服に好かれていない。
毎日取っかえ引っ変え着る服に、いつもどこか違和感を感じていて、もっとオシャレになりたい、と願っていました。

上京して社会人になり、アパレルの販売員になっても「私はダサい」という呪いを背負ったままでした。
オシャレになるにはもっと細くならないと、とか、髪を金髪にしないと、とか、謎の努力を続け、当然クローゼットはパンパンのまま。

被服費は月数万円が当たり前。
当然貯金もほとんど出来ず。
家計簿は付けていたけど、不思議なもので、自分の被服費が異様に高いことには全然気づけていませんでした。
雑誌のお金特集をみても、「被服費が月5000円とかウソでしょ。」と決めつけ、「なんでお金が貯まらないんだー?」と本気で悩んでいました。

世の中にはいろんな服があって、着こなしもいろいろある。
オシャレになりたかったら服を買うしかないんだと思い込んでいたんですね。

今思えば、アパレルの仕事をしていることで、「オシャレな人」が周りに沢山いすぎて感覚が狂っていたのかもしれません。

以前の記事でも書いたことがありましたが、「オシャレにあらずんば人にあらず。」だったのです。

他人を見すぎて、自分を見て辛くなり、また他人の目も気になりすぎる。
完全に他人軸で服を選んでいました。

販売員から事務職に転職しても、他人軸の感覚は抜けず、日々の着る服に一日のうちかなりの時間を取られていました。
週に何度も、駅ビルのファッションフロアをうろつき、月に1-2冊のファッション雑誌を隅々まで読み倒す。
そのくせ、何を着てもしっくりこなくて、その時周りにいる人と同じような服を選ぶようにして、周りに同調しようとしていた気がします。

そんなファッション迷子を抜け出せた転機は、結婚して妊娠したことでした。

マタニティ服って、超一時期しか着ないのに、それなりのお値段がします。
出産後に、当時務めていた会社を退社する事が決まっており、家計が苦しくなるのは前もってわかっていました。
毎日のコーディネートなんていってられない!と腹を括り、出勤服はワンピース3着をガシガシ着回すことに決めました。

当時の同僚に、ファッションにうるさい御局様がいたので、かなり白い目で見られましたが、どうせ辞める会社だし、と割り切って3着のワンピース生活を貫き通しました。
母は強し。

まわりの目を気にしていられないくらい、自分と、お腹の赤ちゃんとの未来しか見られなくなっていたんだと思います。

子どもができたら、こうしたい。ああしたい。
こんな家庭を。こんな空気感で。

妊娠は、めちゃめちゃ個人的なことすぎて、他人軸になりようもなく、「自分はどうしたいか」をがっつり考えるきっかけにだった、としみじみ思い返します。

さらに出産して退職後、家にいる時間が長くなって、断捨離やお金の勉強をしっかりできるようになったことも大きい転機でした。

自分が今までどれだけ被服費にお金をかけてきたか。またどれだけ自分軸のない選択をしてきたかを思い知りました。

服の量はだんだんと減り、会社勤めに復帰してからは完全に「私服の制服化」を実践しています。

同じスタイルを続けているメリットは以前にもお伝えしているので省きますが、今は「本当に心地いいと思える服を着ている」と実感します。
▼「私服の制服化」メリットは下の記事からどうぞ。

清潔感とか最低限を守りつつ、他人の目はほとんど気にせず暮らしています。

▼私が気にしている「私服の制服化」のポイントは下の記事からどうぞ。

もし今も、他人の目が気になりすぎて「ファッション迷子」になっている方がいたら、ご参考になれば幸いです。

ではでは、今日はこんな感じで。





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