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【2ヶ月に1回の楽しみ】

昨年の夏、そして秋と私たち家族(スペイン×アルゼンチン×日本のミックスファミリー)そして親友夫婦(オランダ×日本)は徳島へ旅に出た。

なぜ今更去年のはなしを書いているかというと、
仕事の忙しさにかまけて単純に「書く」から遠ざかってたから。

思い出をちゃんと残しておこう。


さてさて、旅仲間の夫婦は、
普段、東京ー大阪と離れたところに住んでいる。

去年、コロナの世界にもようやく兆しが見えてきて、

ワクチンを受け、PCRで陰性を確認し、今回も西へ向かい徳島へ向かうことにした。


たった2か月前に行ったばかりなのに、もう毎日思い出にふけるほど素敵な出会いと、思い出と、そして雄大な自然がそこにあった。


私たち家族は、普段東京に住んでおり、もともと夫婦共々田舎出身。

夫の地域は、村に500人しかいないような町のつく片田舎。

私は、そこまで田舎ではないにしても、人情を心臓に直で感じれるような場所、南大阪出身。


そんな私たちは、東京という素敵な場所のスピード感や、現代的な付き合い方が気に入っている。

しかし、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、

息抜きが必要なんです。


娘たちが何も気にせず思いっきり走り回れたり、

緑の中で思いっきり寝転んだり、

浜辺で夢中になって面白い石を探したり。


そんな息抜きを2か月に一回はしようと決めて、

大好きな夫婦と一緒に落ち合っている。


今回も、またすぐに会いたくなった徳島にいる大好きな人たちとゆっくり時間を過ごすことにした。

車でまず、実家のある大阪へ。

家族と再会を果たし、

「やっぱり、こうやって頻繁に会えるのは、本当に尊いことだったんだな」と感じる。


今は、オンラインでなんでもできる時代になったけど

やっぱり、

「リアル」と「オンライン」の違いは雲泥の差。

お互いの近況報告をして、せんべいを食べて、次は生カレーせんべいを食べて、ぬれ煎餅を食べて…。(ネバーエンディングせんべい)

私は6時間半の道中、ずっと助手席で口角の上げ下げをしたり、サービスエリアで娘のトイレ補助をしたかと思ったらすぐにハイカロリーなパンを血眼で口に入れて、なんならちょっとウトウトした首の動きでカロリー消費したからまた甘いカフェオレ飲んだり。

つまりはほぼ動いていないのに、実家に来たらなぜか空腹でまたずっと食べていた。

(「実家」と書いて「ネバーランド」と読みます。)


そして、翌日、眩しいくらい美しい親友夫婦の元へ向かい、

旅のスタート!!

夫は、前回の旅には参加できなかったので、久しぶりの再会に浮き足立っていた。

スペイン人な彼とオランダ人な彼は、英語や関西弁を交えて永遠に喋っていて、

もう舌がちぎれないか心配なほどだった。

という私たち妻サイドも永遠に「栗きんとん」の話から始まり何が美味しく食べれるかばかりを話していた。


娘たちは、車内で響く英語や日本語を音楽と勘違いしたのかフェスのように盛り上がっていた。


正直、その日は大きな台風が来ている頃だったので、

初日はおとなしく室内か、旅の時期をずらすか悩んでいた。

しかし、朝になってみれば、台風一過で真夏のような暑さで天気にも恵まれまくった。

序盤からラッキーでしかないこの旅。

最初は、淡路島で海を眺めたり、ビーガンバーガー、いちごソフトクリームを食べて旅を楽しむ。


突き抜けるような空が私たちを全力で迎えてくれているように感じた。

私は、リモートワークが可能な働き方なので、

Laptop&Wifiがあればどこでも働ける。

夫も、ツアーガイドの自営業をしているので、

フットーワークは割と軽め。

あとは、子供達が全力で遊べる場所とお世話をしてくれる人が入れば、日本中世界中どこだっていけるのだ。


海を眺めて近況報告をしたり、

「計画をしない計画」を決めてゆるい旅にすることに。

そんな中、行き当たりばったりで見つけた

安藤忠雄の建築物を堪能できる「夢舞台」という場所にたどり着き、最高のひと時を感じた。


有料エリアを回るほどの時間がなかったけど、無料のエリアで永遠に楽しめるほど最高の建築美だった。

人も少なくて、開放的で、異国情緒漂う素敵な場所だった。


植物園は、「植物×アート」の展示があったらしく、次に行く時の楽しみにとっておこう。


道中見つけたGreenariumという場所でヤギに会ったり、風力発電の素敵さを見つけたり、いちごを堪能したり。

緑の多い道なりにポンといきなり現代的な空間が顔を出して面白かった。

都会の人が淡路島に移住したり、別荘を構える人も増えて来ているからこそなのか、こう行く現代的なものもの次々に開発されて行くんだなぁ。

私たちは、さらに自然を求めて南下する。


大好きな人たちが住む、雄大な自然の徳島へ!


徳島では、別邸を貸してくれているご夫婦の元でいつもお世話になっている。

私たちを「いらっしゃい」ではなく、「おかえり」と迎えてくれ、

都会でピーンと張った緊張の糸がその一言ですぐにほどけていく。


到着した日は、少しだけ夜更かしをして(といっても22:30)就寝。


早朝目が覚めた私は、朝日を見ながら散歩に出かけ、

夫は持って来たダンベルで筋トレ。

早起きな娘たちも広い庭でフリスビーをして朝飯前の一汗をかいた。

「そうそう!これこれ!こういうが欲しかった!」という朝を各々過ごした。

夫は、崖の上のプッシュアップ。え。

モーニングコーヒーを近くて調達し、

近所のキャンプ場まで散歩へ。

台風のせいで水が前より少し乳白色になっていたけど、

また違ったその景色をみれて嬉しい。

次来た時はここでキャンプをして朝を迎えるのもいいなぁ。


何か特にアトラクションがある訳でもなく、
ただただこの水辺で、

綺麗な石を拾って石のミュージアムを作ったり、
岩場に登って風の匂いを嗅いだり、

本当になんでもないことをして2時間ほど朝の散歩を楽しんだ。


都会にいたら、どこでも人人人…

それも利点があって住んでるんやけど、

こういう美しい場所ですごく穏やかさは

どれくらいぶりだろう。


東京からだと、サクッといける距離ではないけど、

この場所、ここに住んでいる大好きな人たち、
ここに繋いでくれた友達のおかげで、

私たちはここを心のよりどころとして頑張れる。


次は、徳島のどんな顔を見つけに行こうかな。


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