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vlog 第2回 SCHOOL OF LOCK!Creation Academy in 東洋学園大学 の振り返り


たぶん、この記事を見て頂いてるなかには、私のことを知っていますという人も少なからずいると思う。

私はラジオの中の学校、SCHOOL OF LOCK!の生徒のひとりだ。

まずは簡単に、このラジオ番組についての説明をさせていただく。
この番組は「ラジオの中の学校」として、平日22:00~TOKYO FMから全国ネットで放送されている番組である。
「生徒」とはSCHOOL OF LOCK!のリスナーのこと。
パーソナリティは、こもり校長こと、GENERATIONSの小森隼さんと、COCO教頭ことCRAZY COCOさんの2人。
番組を担当するスタッフさんやディレクターさん等を「職員さん」と呼び、ゲストや番組途中のコーナーのアーティスト‪さんのことを「講師」と呼び、それぞれ「〇〇先生」と呼ぶ。
番組、つまり「授業」が始まることを「開校」
「登校」というのは、生徒が番組を聴くこと。
つまり番組が終わる時は「下校」となるのだ。

今回の旅は、この番組の「特別講義」を受けるために東北から東京へ直接登校しにきたのである。

しかしながら、こんなことが背景にあった。

まず、悪天候。
その日の午前中に立ち寄った高円寺の喫茶店で「旅行なのに雨って嫌ですねえ」と慰められたくらいの、思った以上の雨。
不幸中の幸いだったのが、この特別講義が「3/26」ではなかったということ。
なんとその日、伊豆諸島では1時間に150mmの雨が降ると天気予報で言っていたので、たった一日で運命が変わるんだと感じた。
実際、公共交通機関の運休・遅れが目立った。

もうひとつは「路線の多さ」。
私ははっきり言って方向音痴そのもの。
Googleマップと乗り換え案内をどれだけ困らせたか。
どうして周りの人達はスタスタ真っ直ぐ歩けているのか。
本当に東京は迷路だとか脱出ゲームのようだ。

そんな出来事がありながらも、私は無事に参加することができた。

※以下、ネタバレ防止のためところどころカモフラージュしながら書きます

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まず、受付。
真っ先に目に飛び込んだのは受付黒板と
「カメラ」

昨年の第1回のCreation Academyの動画で若干受付の様子が写し出されており、
「あ、今回も撮ってるんだな」と一瞬で把握した。明らかに構えている、と。

そこからエスカレーターで、2階の講義室へ向かう。
そこは思った以上に広かった。
広過ぎたといっても過言ではないと思った。
そして飛び込んできたのは、知っている職員さんのお姿、と同時に「あ、この人たち実在しているのだな」とわけのわからないことを思ってしまったのである。
職員さんに直接お会いしたのは、昨年3月に立川ガーデンシアターで行われたキズナ祭以来だ。
思っていた以上に、たくさんいらっしゃって(もちろん知っているが)一気に自分は緊張が止まらず目薬とハンドクリームを塗りたくった。
おそらくカメラにばっちり映っていることでしょう。

そして、今回はカヲル先生による講義を聞くことができた。
内容は、一言で言うと「構成作家の役割」「ラジオの根幹・目的とは」「大事なことの伝え方(他メディアとの比較)」でした。
自分が今まで囚われていた概念から、一気に引き離された気分になり「自分が今まで思っていたことと全然違うじゃん」とはっと気づいたのである。

途中でグループワーク・発表があり、自分はとにかく緊張しい人間なのでとにかくたどたどしくなってしまい、周りが全員年下なのに頼りない年上の生徒と化してしまった。
ただこの世界は優しくて、どんなに伝えるのが遅かろうが待っていてくれる。
早く世間もこんなふうになればいいのに。

ある職員さん(ヒント:馬の被り物)が私たちのグループを担当してくださったのだが、
みんなにフォローする視線を送っていて心が暖かくなった。
その職員さんに限らず全員優しい目をしていた。生徒さんも全員。
私は目を見ると、自分に対する感情がだいたい分かり、だいたい当たっているのだ。
その予想は今回も的中したのだ。
自分もそんな人間になりたいと思う。

簡潔に書いたが、この特別講義で学んだことは「言葉だけにこだわらなくてもいい」ということ。

ラジオは「音」のみを通して、どう伝えれば良いのかを一番に考えているメディアだ。
言葉は「話す」言葉を中心に「伝える」ということを意識している姿勢が一番際立っているだろう。

私事だが、これに近いことを今回の旅で経験した。

東京都心の喫茶店をまわったとき、席に外国の方もいらっしゃることが多かった。
そのお店の店員さんは全員流暢に外国の言葉を話せるか?と言われたらそうでもないものの、共通していたのは「受け止めます」「聞いています」という姿勢がそこにあった。
世の中は想像と、造り手と受け手がいて。
溢れた言葉だけにこだわらなくても生きてはいけるのだなと思った。
世の中は常に想像と爆発の繰り返しでできている。
そのなかでも今回、「ラジオ」について知ることができた時間だった。

将来は、作家一本で生きていくことが最終目標だが、幼少期からそばにあったラジオが好きでラジオ局への就職を希望している身である自分にとって非常に有意義な時間だった。
またこのような機会があれば、参加したいと思う。
職員さんが「意思があれば年齢なんて関係ないんだよ」と言ってくださったのだ。
そしていつかともに創り上げていけたら、人生万々歳だろう。未練というものはきっとそこで無くなる。
これからもまた、目標達成に向けて頑張っていきたい。

P.S.職員さん、ある生徒さんへ

逆電のことや、自分のことを覚えていてくれて、本当にありがとうございました。
あんなに怯えるように自分の存在を聞いてしまったのに「覚えてるよ!」と言ってくださってとても嬉しかったです。
ラジオの中の学校が、どれだけ形が変わろうが素敵なことは変わらないので、
ずっと続くことを願っています。
SCHOOL OF LOCK! 最高です。

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