悪い思い出の強化



自分を振り返ってみても、かなり時間をかけて振り返ったりしてみても、悪かったところが思い浮かばない。
強いて言うなら「相手に構わなかった。」ということ。

「優しい人」と思われて、結局優しくされたいひとが私の近くを居心地のよい場所と思って、周りに居たがった。

でもそれは私の優しさ目当てだった。
私自身を見てくれているのではなくて、優しくしてくれる私(他の誰でもいい)が好きなだけだった。

そういう人達は私が忙しくなってあまり構わなくなると、こちらに興味を示さなくなった。
優しくいたいと常日頃心がけていても、そうやって近づいては離れて、自分を満たすためにそばに居ようとする人を見ると複雑な気持ちになる。
ありのままの自分が消えるようで。
私にも感情があって、見ず知らずの人の心を満たすために存在しているわけじゃないことを、心のモヤモヤが訴えてくる。

それに、人のことは知りすぎない方がいいとも思った。
私も知られたくないことが沢山あった。
それをさらけ出すことに未だ抵抗がある。
嬉しいことと面白いことだけを不特定多数の人には伝えればいいんじゃないか、と、思った。
辛いことや悲しいことはできれば自分の中で消化した方がやっぱり良いと思った。

ひとの承認欲求のために使われるのは疲れてしまって、見返りのあることにしか力をそそげない人のそばに居るのは、辞めようと思った。

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