ぼーっとして思い浮かべるのは

懐かしい人の顔。
覚えてない会話と料理。
空気を吸ったこと。

ねえ見てごらん、という自分の書いた短編小説の一節。
待つのが面倒くさいという気持ち。

今日会った人は鋭い目をしていたということ。
頭を使うと人は表情を硬くするということ。
自分の冷ややかな心。
男らしくなっている自分。
お酒を飲むほど冷静になる頭と心。
舞い上がるのは一瞬だということ。
酩酊状態になりたいと望んでいること。
待つのが面倒くさいという気持ち。

やっぱり結婚とか運命とかそういうこと今は考えたくないということ。
お酒に酔わないとじぶんの感情に気がつけないのは、なんだかおかしな話だね。

頭の中で流れているのはdeadという曲で、幸せな曲ではない。
悲しげなラブソングも流れている。
悲しい映画の主人公になった気分だ。
妻を亡くし、一人で生きている男の気分。
歳は56歳くらいだろうか、もしかしたら60歳くらいかもしれない。
自分を鏡で見る。あまりみたくないとおもった。
変わるしかないのだ、それは自分で変わるしか。
全ては自分が決めることで決められることでもある。
それは面倒くさがってはいけないことなのだが。
考えることが面倒くさい、考えてそのあとに行動するのが面倒くさいのだ。
行動が面倒くさいのだ。
やって何になる?と思う自分がいる。
人は意外と人に興味がないという言葉が頭に響く。
もちろん私も興味をもたれていないし私も人に興味を持っていない。
だからこそ、やって何になる?と思う自分がいる。
嫌われないためにやるということも一つの選択肢なんだろう。
ごちゃごちゃ言わずにひたすらに美しくなりたいと思った。

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