2020.12.13

【このままでいたいと思う自分に再会した】

このままでいたいと思う自分に再会した、と思うことが最近よくある。
今人生の総復習をしているような気分だ。
人生の楽しかったことを思い出せる。
同時に辛いこともたくさん思い出すけれど、楽しかった時の記憶が色褪せずに自分の体にあったことを思い出させてくれる。
人生の青春時代がもう一度やってきた、という感じで、青春はない間は別にそれを忘れているから悲しくも怖くもない、ただ「何か楽しいことはないかな」とぼんやり思う。
青春を一度も味わったことがなければ、きっとこう感じることはなかっただろう。
中学生から大学生にかけて、もっと言えば社会人になって就職した会社で同僚と愚痴を言い合ったあの時まで私は青春の中にいた。
あの時まで私の感情は死んでいなかった。

いつからだろうか、思い出そうとすれば思い出せるだろうか。
私の心が死んだのは、いつだろうか。
いつからいつまで心が死んでいたのか。
以前恋人が言っていた。
暗黒時代があったと。暗黒時代は記憶があまりない、と。
私の暗黒時代はいつだっただろうか。
その時の感情は思い出せないまでも、そのときにやっていたことはどこかに記録が残っているはずで、それをかき集めたらそのときに何が原因で自分の心が死んだのかわかると思う。
そのときに書いた文にはおそらく複雑な感情が込められていて、本当は弱音を吐きたかったけれど吐けなかった苦しみが、一見何でもないような言葉に変換されて吐露されていると思うから。

最近、子供のように素直でいる大切さを恋人から学んでいる。
子供らしいということではなくて、子供のように人の心に敏感で丁寧で、あえて悪いことを選択して行動しないということ。
心がモヤモヤすることがあったら早めに謝る。
疲れた時は難しいことを考えずにまずは寝る。何かを考えようとしたり誰かと無理して一緒にいないようにする。

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