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キャッシュトレイの修繕

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10年近く使って頂いて かなりくたびれたキャッシュトレイの修繕依頼が来ました。
和菓子屋さんで大切に使っていただき感謝です。
下貼りがしっかりしているのでこのまま上貼りをします。
まず、そこの面に木工ボンドをつけます。

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          上貼りの和紙を貼ります。

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     カドカドの重なる部分を喰い裂き(水切り)にします。

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そして今度は紙の方に木工ボンドをつけてしっかりと貼り付けます。
もともと シワを入れた染め和紙を使っているのでシワが景色になりいい感じだと思います。

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裏側はこんな風に処理してます。
底部分はあまり傷んでいなかったので、あえてそのままにして使い込んだ感を残してみました。
次回十年くらい使って 表がボロボロになった時には裏も一緒に張り替えるといいかなと思ってます。
最終的に合成漆を一度塗って、より長持ちするようにして納品する予定です。

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     タイトル画像の写真

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          おまけの一枚💕

下地さえしっかり作り込んでおけば 箱でもトレイでもお皿でも 何年かのちにし直してまた新品として使っていただけます。
使い込んだ時代がついてくるのも手仕事作品の良さであり、作り手と使い手の共同作業という醍醐味だと思っています。
自分の手で作ったものはやはり愛着があるので、何年か越しにまた再開できるのはとても嬉しいことです😃

  〒700-0822 岡山市北区 表町1-2-36  わがみやうめだ  
     梅田剛嗣  電話 086ー231ー3371 

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