![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119472012/rectangle_large_type_2_73518b652222894f5109ce9738ba8652.jpeg?width=800)
屏風の受け貼り
![](https://assets.st-note.com/img/1697854736914-RUU0vOm684.jpg?width=800)
屏風の下貼りの最後の工程 受け貼りをしています。
二方を喰い裂き 二方を断ち切りにしています。
喰い裂きにした方には薄い糊をつけます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697854857578-hS990WiGp1.jpg?width=800)
ひっくり返して、断ち切りの方には濃い糊をつけます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697854902633-Z7KY0j0t9i.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1697854935838-2D8e665fm7.jpg?width=800)
それを喰い裂きの部分が上に来るように少しずつ重ねて貼っていきます。
真ん中には糊がついていなくて浮いている状態なので、受け張りと言います。
受け張りをすることで下地の汚れや、しわ などなど表張りの本紙に影響しなくなります。
何より、何十年か経て 張り替えをする時に、下地を傷めることなく もちろん上貼りも傷めずに剥がして貼り替えることが可能になります。
このように表具の世界では将来的に張り替えることを前提に仕事を組み立てていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697855223443-kAuKfbOrsG.jpg?width=800)
二重に受けをかけます。
一晩乾かしてから、2度目の受けの作業にかかります。
それができたらいよいよ上貼り。
完成が楽しみです☆
〒700-0822 岡山市北区 表町1-2-36
わがみやうめだ 梅田剛嗣 電話 086ー231ー3371
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?