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【MTGA】黒単ゾンビ・アグロ(2021/9 スタンダード ミシック到達)

MTG配信Youtubeチャンネル「アグロスペース」のプレイヤーTim Sakamotoです。2021年9月に「イニストラード:真夜中の狩り」がリリースされ、スタンダードがローテーションした直後のシーズンになりました。そこで、今回は「黒単ゾンビ アグロ」にてミシック帯へ到達することができましたので、デッキをご紹介いたします。

デッキ
2 不気味な放浪者 (AFR) 107
18 沼 (MID) 382
4 冥府の掌握 (MID) 107
4 殺戮の専門家 (MID) 122
4 滅びし者の勇者 (MID) 91
2 ネファリアのグール呼び、ジャダー (MID) 108
4 穢れた敵対者 (MID) 124
4 よろめく怪異 (AFR) 119
4 村の儀式 (KHM) 117
4 マラキールの再誕 (ZNR) 111
2 屍合成 (MID) 115
2 ドラコリッチ、エボンデス (AFR) 100
4 墓地の侵入者 (MID) 104
1 スカイクレイブの災い魔 (ZNR) 122
1 岸壁安息所の帆凧 (ZNR) 243

「イニストラード:真夜中の狩り」では、黒や青に「ゾンビ」が強く押し出されており、今回はそれらを黒単色にまとめて、典型的なアグロデッキとして仕上げてみました。クリーチャー27枚に除去が4枚というアグロでは王道中の王道の構成です。とにかく序盤からクリーチャーパワーを上げて、相手にブロックを強要し、そのまま押し切ります。

とにかく「滅びし者の勇者」が強いです。このカードの出現のおかげで、今回のアグロデッキが成立したと言っても過言ではないです。このデッキでは2ターン目でパワー3まで上昇していることも珍しくなく、他の腐乱ゾンビの生成に伴って、気がつけば緑のクリーチャーを上回るパワーになっていることもございます。それと同様に「殺戮の専門家」も相手のクリーチャーを除去することで強くなっていくため、勇者を超える勢いでパワーが上昇していきます。これによって赤や緑、除去が少ないタイプの白デッキに対して圧倒できたということが有利に働いた点です。

続いて「ドラコリッチ・エボンデス」も、このデッキでは替えがきかない重要なフィニッシャー枠に収まってくれており、相手のターンエンドに瞬速キャストして、いきなり飛び込みアタックで多くの試合をしっかりと抑えてくれました。エボンデスもゾンビであるため、勇者のパワーアップに貢献します。腐乱ゾンビの死亡時に墓地からのキャストタイミングが生まれることもあり、このデッキでは本当に縦横無尽の働きでした。

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戦績をご紹介します。ダイアモンドティア2から黒単ゾンビを使用しており、28戦21勝(勝率75%:先攻88%, 後攻55%)となっております。先攻の勝率が9割近いことから、典型的なアグロデッキの勝ち方ということができます。ダイアモンドランクの上位はランク戦の中でも最も熾烈な争いであり、デッキもガチ中のガチが選択される傾向があります。スタンダードのローテション直後であり、混沌とした環境でしたが、その中でもこの勝率は突出したものであることであることは示しておきたいです。

「アグロスペース」とチャンネルに名前をつけるほど、子供の頃からアグロ好きプレイヤーですが、私がMTGアリーナを始めた昨年末からの環境では、黒単色アグロデッキは隆盛を終え、日の目を見ない時間が続いていました。その中でも以前紹介した「黒単オーラ」のような「vsアグロ」を意識したアグロデッキはそこそこ戦果を収めておりましたが、今ひとつ赤単や白単ほどにはなれませんでした。

しかし今回のリリースで得られたカードのおかげ、そしてスタンダードが更新されたことによって、これまでのアグロデッキが消失したこともあり、この度ようやく黒単色のアグロデッキをリリースすることが出来るようになりました。これは本当に喜ばしいことであり、ようやく念願がかなったと言えます。このデッキが、黒愛好家の方々の目に留まり、黒デッキを手にする一つのきっかけになっていただければ幸いです。


というわけで、今回は黒単ゾンビアグロデッキによるミシック到達の報告でした。今後もこのデッキは改良を続けていきますし、なにより、しっかりとメタが固まったときに再挑戦してみたいです。今後もアグロスペースの黒単ゾンビデッキをよろしくお願いします。


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