見出し画像

仏壇の過去帳について

仏壇には、お位牌とは別に『過去帳』がありますよね。
今日は、その過去帳の役割について

先ず一つ目から☝️
過去帳はただあればいい、記されていればいいというものではありません。
出来る限りわかる範囲で記録することが一番です。
故人様の戒名(法名)、命日、享年、俗名、続柄、また、その方のおいたちや経歴などまで記載すると尚良いです。
その亡くなった方が生前どう過ごし、どのように生きてこられたかを記す、大切な記録です。
過去帳をみれば誰がみてもわかるようにする為の記録といえます。

二つ目は、供養の際の覚書としての役割もあります。命日や法要の際には、ご位牌と合わせてその方の過去帳のページを開き、手を合わせます。

三つ目は、子孫に残していくという役割です。
過去帳はいわば、その家の家系図のようなものです。代々受け継がれてきた過去帳の記載をたどることで、先祖から連綿と続く縁故関係の歴史を知ることができる大事なものです。
命の尊さ、重み、過去帳は代々受け継がれ、永続的に残され、その家の系譜となります。

では、お位牌、
お位牌は故人様の霊が宿る場所、【魂の依代(よりしろ)】 です。
過去帳とお位牌では、そもそも役割も違い、全く別物だということ。
過去帳の役目や、使い方なんとなくでもお分かりいただけたでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?