私に妹が居たのだろうか

日に日に書けなくなっている
書き起こすのは難しい

記憶が断片的でもはや実感はない
この一年もあっという間

架空の妹、私の妄想
そんな感じであろうか

元々、離人症なので現実感は掴めず
今は外出もほとんどしてない
通院も母が行き薬を送ってくれる

役所に精神障害手帳の申請したものの
それすら受け取りにいけない

毎日、死なないように
眠って生きてるだけ
死のうと気力さえ湧かない

お風呂に入れない日も続き
料理も出来なくなったので
ベッドで寝たきり
これは…もしかして鬱なのでは?
自分でも気づけない

去年の11月は嗚呼、そろそろかな
勢いや激しさというより
もういいや、人生終わりにしよう

そんな矢先に最後の賭けに
猫を迎えて生活を始めた
泣けた、愛しくて泣いてる  

こんな風に毎日、腕の中で眠ってる
悪戯して怒っても楽しい日も
ちぇきらは毎日寄り添ってくれる
泣いても笑っても踊っても
私を見て、きょとんとしながら
側で話を聞いてる気がして

朝、昼、夜のごはん
トイレ掃除
部屋の掃除機
ブラッシングは毎日

少し生活に変化が出てきた

「産まれてくれてありがとう」
「家に来てくれてありがとう」
日々、感謝をしながら暮らしている  

妹に伝えたいな
こんな私でも猫ちゃんと暮らしている
イヴはまあまあ元気  

苦しみを想像するのも申し訳ない
猫が居て死んでしまった妹を
もう何も見えなかったのだろうかね
愛おしいイヴをおいて死を選んだ事
ねぇ、少し、許せないよ

やはり書いていたら
泣きたくなってしまった

生きていても
苦しまない保証は私達には出来ない

なんで成功してしまったのだろう
母はそう繰り返しながらも
どうにか前を向いてる気がする

父は分からないのだよね
1人で思い出の場所に行ったり
仏壇を華やかにしてくれてる

母は第一発見者で
妹の部屋に行くのはキツいようだ
私は実家に帰ったら必ず妹の部屋で寝る
まだ遺品が山ほど残っている

春が来たというのに
外出も出来ない世になっている  

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