木の年輪は美しい
4期生の大賀です。
チェーンソーで木を切ると、そこには必ず木の年輪があらわれます。
年輪の鮮やかなグラデーションや、波打ったゆらぎのある模様、細かく目のつんだ同心円など、1本1本違うので見飽きることがありません。
↓スギ
↓ヒノキ
↓ケヤキ
↓イチョウ
↓年輪の細かくそろったスギ
木は磨けば美しくなる
木の木目というのは建物の床板や柱なんかを見れば目にできますが、日常の中で年輪全体を目にする機会ってめったにない気がします。
チェーンソーで木を切ったときに見える木の年輪は、磨けばより美しくなります。
↓ヒノキをサンドペーパーで磨いた場合
磨いていくと鮮やかなピンク色があらわれます。
ベルトサンダーやランダムサンダーなど電動工具で研磨すれば、表面はツルツルになります。
↓スギの輪切り
↓ベルトサンダー(ぺーパー#120使用)で研磨したあと
年輪を見せるものを自分で何かつくれないか。
2年ほど前に参加した「フジモックフェス」というイベントで、ヒノキの輪切りのお皿を作られている方を知り、僕も購入させていただきました。
年輪がとても美しく見えるお皿です。
木は乾燥していく過程で、自分の知る限り100%クラック(割れ)が入るので、単純に輪切りのお皿をつくるのもかんたんではありません。すごい技術だと思います。
自分でもなにか年輪の見えるものをつくれないかと思い、以前にイベント用に卓上のネームプレートをつくってみました。
これはチェーンソーで形を切り出したあとにベルトサンダーで研磨して、最後に手でサンドペーパーで磨いて仕上げました。文字はレーザーカッターで刻印。
切り出し方が良かったのか、1年経っても大きなクラックは入りませんでした。
見た目は完全にスイカですが、形はいちおう伐倒するときの受け口の木っ端のイメージでした(実際に木っ端からつくれれば面白かった)。
・・・
ものとしての有用性の高いものをつくるのは素人なのでむずかしいですが、思いつきで変わったものはつくれます。
もうすこし、日常に木の年輪を目にする機会が増えたらおもしろいなと思うので、また思いついたら何かつくってみます。
おわり。
書いた人:大賀圭介
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