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間伐時の道具紹介

こんばんは。
極寒の間伐作業から疲れて帰ってきても家に誰もいないので、一人むなしく目立てをしてチェーンソーを愛でる新婚ホヤホヤの有村です。
※奥さんはGW明けに引っ越してきます。

今回は自分が間伐時に使っている道具をご紹介します。ちなみに現在間伐作業を行っている通称日ハム現場は、スギ3割ヒノキ7割の27年生の人工林です。

間伐の際には、ツールベルトを腰に巻いてリュックを背負いチェーンソーを持って間伐地点に向かいます。リュックの中には燃料、チェーンオイル、工具、ロープ、飲料、タオル、救急セット等が入っています。

こんな感じで間伐地点に向かいます。後ろ姿はレスキュー隊員のようですね。本当であれば作業道を開設したので軽トラですいすい行きたいとこですが、路面がにゃんこ(ぐちゃぐちゃ)状態なので、ウォーミングアップがてら歩いて向かっています。

ツールベルトには左から、クサビ中、クサビ小、さしがね、斧、カラビナ×2、滑車×2、スリング長、スリング短、玉掛けワイヤー、ロープ15m、手鋸、ロガーテープです。玉掛けワイヤーはフェリングレバーを持ち歩くのがしんどいので、木回しベルトと同じ用法で使っています。
また、以前は腰袋を使っていたのですが、重さが集中して腰へのダメージがあったので、腰道具が腰に均等に負荷がかかるように配置+サポートベルトをすることで改善できました。

間伐作業では、正確な伐倒が必須です。
正確な伐倒にかかすことができなくなった頼もしい道具がさしがねです。以前伐木造材研修に岐阜にいった際に講師の方が使っていて、これは使える!と思ったので自分も使うようになりました。

さしがねの長辺を伐倒ポイントに向けて置き、短辺と平行になるようバーを合わせて受け口を作っていきます。

伐倒するポイントに受け口がしっかり向いているか確認。ずれていたら修正して再度さしがねで確認していきます。

追い切りする際にも、さしがねを会合線にピタッと合わせて置くことで目安になるので、つるを均一に残しやすくなります。

続いてツールベルトにぶら下げている15mロープ。
これは、いちいちバックからロープを取り出すのが面倒なので腰にぶら下げても重くないよう8mmの伸びないロープを使っています。片方のロープの先端に滑車を取り付けて置くことで、枝打ちされていない木にロープにかける際の重りとして、また3倍力システムを作る手間を省くことできます。

枝打ちされていない木にはモンキーフィストでロープをかけ、もやい結びをします。このときにロープ先端の滑車がくるようにします。

スリング、カラビナ、滑車を用いて折り返し、ロープの先端に取り付けた滑車に折り返したロープの先端を通して引っ張れば3倍力システムの完成です。
15mが個人的にはちょうどいい長さですね。

以上、間伐時の道具紹介でした。
間伐も残りわずか!
期限内での事業完了に向けて安全第一で頑張ります!

ご覧頂きありがとうございました(_ _)

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